いいものを選ぶ、いい1日をつくる。

じゃじゃじゃ〜ん!
高知から素敵な箱が届きました!
版画家、松林誠さんの絵の箱なんて、なんて贅沢な荷物なんでしょう〜!

開けてみると……。

うひゃ〜!
私の大好きなみかん、小夏やフルーツトマト、
高知在住の有元くるみさんの作るモロッコのスパイス「アリッサ」、
ジャム、海塩、ボカナッツなど、おいしそうなものがどっさり!

これは、高知のセブンデイズホテルでこの春から始まった
「7days laatikko」というもの。
laatikkoとは、北欧フィンランドの言葉で「箱」という意味なのだとか。

「私たちが出会った、気持ちのいい作り手の方々の美味しいを
季節ごとにお届けします」と書いてありました。

この紙の裏には、くるみさんの「アリッサ」を使ったサラダのレシピまで!

これを送ってくださったのが、「セブンデイズホテル」オーナーの川上絹子さんです。
高知に「セブンデイズホテル」ができた時、
ビジネスホテルなのに、おしゃれで心地よく、
シンプルでありながら本物で、
今までの「ホテル」の概念がガラガラと崩れ落ちました。

以来、高知に行く時の宿泊は必ず「セブンデイズホテル」か「セブンデイズホテルプラス」。
オーナーの川上さんは「暮らしのおへそ」でも取材させていただいたことがあります。

きっと、今の状況でホテル業界も大変なはず……。
でも、久しぶりにお電話でお話しした川上さんは、
「しょんぼりしてても仕方がないし、楽しいことしようと思って!」
とこの箱の説明をしてくださいました。

中にはオリジナルチョコの缶も。
このデザインも、松林誠さんの作品です。

今回、箱を開けた時、
あの、初めてセブンデイズホテルに行った時と同じような気持ちになりました。

何かを始めよう、作ろう!とするときに、
川上さんには、妥協がないのです。
ホテルで使うカップひとつ、パジャマ1枚も、自分がいいと思うものを選ぶ。

この箱の中にも、そんな川上さんの「いいもの、いっぱい詰めたい!」
という思いが、ぎっしり詰め込まれていました。

普通なら、何かを作る時、経費とかいろんなことを考えて
妥協をするものです。
確かに、いろんな制約はあるかもしれないけれど、
「その中で、いちばんいいものを!」という強い思いは、
受け取る人にかならず伝わるものなんだなあと、改めて思いました。

それは、なにもものづくりだけに限ったことではなくて
例えば、スーパーに買い物に行った時、
「おいしいトマトってどれだろう?」
「どのグレープフルーツがいいかな?」と真剣に選ぶ。
そういうことから始まるんだと思います。

それが、「毎日のご飯を食べるお茶碗ってどれがいいかな?」
につながり
「いつものシャツはどれがいいかな?」
につながり
「住む家はどんなのがいいかな?」
につながっていく……。

そして、誰かに何かをプレゼントするときに
「なにがいいかな?」
につながります。

私も、このブログを書く時、
自分のなかで、いちばんいい読み物を!って思っているだろうか?
と背筋を伸ばして見直したくなりました。

上の写真は、「Room voi」というシリーズで、松林誠さんの版画80作品をクッキー缶
にしたというもの。
全部集めたくなります!

「7days laatikko」はvol.2が売り切れになってしまっていましたが
これからもvol,3、4と続くそうなので、ぜひチェックしてみてください。
クッキー缶は今も買うことができます。

セブンデイズホテルのオンラインストアからどうぞ〜!

さあ、どのおいしいものからいただこうかな〜?

 

みなさま、今日もいい1日を!


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