正しい人より、かわいい人になる?

さわやかな日々が続いています。
みなさま、いかがお過ごしですか?

私は取材や執筆や、自宅で取材を受けることなどが重なり、ちょっとバタバタしています。

そんな中……。
先日仕事仲間から「一田さんって、〇〇だよね。もう少し〇〇した方がいいと思う」
と注意を受けました。

この年齢になってダメ出しを食らうことはあまりないので、
ちょっとびっくりしたけれど、指摘してもらったことは、
なるほどその通り!と思ったので「そうだよね〜。気をつけよう〜」って答えました。

納得したつもりだったんですが……。
そのことが、何をしていても気になる……。
喉に刺さった魚の骨みたいに
ちくちくするのです。

夜ウォーキングに行って、夜の街を歩きながら
どうして、こんなにちくちくするのだろう?と考えてみました。

すると、
「そうだよね〜」って納得した顔になっている裏では
「私だって頑張ったのに」
「ちょっとぐらいいいじゃん」
って思ってるんだ、とわかりました。

いや〜、だめですね〜。
正しい指摘をしてもらって、自分でも納得しているのに、
心がついていきません。

その数日後、年上の先輩女性とお茶を飲みながらお話ししました。
その方は、今の年齢になって、「今がいちばん自由で解放されているの」
とニコニコ語ってくれました。

「どうしたらラクになれるんですか?」と聞いてみると……。

「あのね、かわいくいること」とひとこと。

なんと!
かわいくいる!!

その方は、なんでも自分でならやくちゃとずっと頑張ってきたけれど、
最近、自分ができないことは「おねが〜い」と誰かにたくし、
やってくれたら「すご〜い!」って素直に喜べるようになったそう。
これって、よく聞くことだけれど、なかなかできない。
それができるようになったきっかけが
夫に相談した時に言われた
「もっとかわいくなればいいんだよ」
という一言だったのだとか。

は〜ん………。
と考え込んでしまいました。

そっか…….
立派な人でなく、
間違わない人でなく、
正しい人でなく,
しっかりものでなく、
かわいい人になる。

でも、かわいいっていったいなに?
かわいいの中身を、これから考えてみようと思います。

上の写真は、先日取材で伺ったお宅でご馳走になった食卓です。
「一田さんが来るならこれも食べてほしいし、あれも食べてほしい」
そう言って
本当に心を尽くして迎えていただきました。
「ああ、自分が丸ごと受け入れてもらえるって、こんなに幸せなんだ」
って思いました。
そして、「ここなら、私はかわいくいれるな〜」って思いました。

かわいい、ってまずは相手を信じることからスタートするのかな?

みなさんは、かわいい人ですか?

 

 

今日もいい1日を!

 

 


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