「自分はこれでいい」って自分で決めていい! 「大人になったら着たい服」本日発売です!

お知らせがギリギリになりました。
大人になったら着たい服」、本日発売です!

そして、今号でなんと10周年!
40歳を過ぎた頃、なんだか何を着ても似合わない……。
もう私は、このまま枯れて行くしかないんだろうか………と思っていた時に
おしゃれの先輩たちに、お話を聞いてみよう!
と立ち上げがのが、この雑誌です。

取材をしながら、生き生きと輝く年上のおしゃれさんたちにたくさん出会いました。
皆さんに共通していたのは、
「私はこれでいい!」って、自分で決めていたこと。

私は長い間、「誰かに素敵って言ってもらうため」におしゃれをすると思っていました。
確かにそれもあるのだけれど、
それは、「おまけ」みたいなもので、
パリッとした清潔感があるシャツを着ることも
頑張り過ぎず、デニムを合わせることも、
ラクチンで女らしく見えるワンピースを選ぶことも
「よし!」と自分にOKを出し
背筋を伸ばして今日を始めるため……。

「これでいい」と自分で決めるからこそ、その人らしい装いになり、
自分らしく歩いていくことができるのだと、教えていただきました。

今回もかっこいい先輩たちがいっぱい!

フリーランスのデコレーターとして、ショーウィンドウのディスプレイや
店舗のコーディネーションを手がけるオオクボスミエさんの
おしゃれの基本は、真っ白なTシャツとデニム。
いたって普通の服なのに、只者じゃないセンスを感じさせるのは、
バッグや靴がピリリと効いているから。
これが、年月と経験に磨かれたセンスなのでしょうね〜。

60歳になってから「やの家」というお惣菜の店を始めた矢野加智子さんは、
春夏は、短パンしか着ないのだとか!
周りの人に「加智子さんは短パンよね」と言われるほどの定番スタイル。
短パンというと、カジュアルになりがちなのに、
矢野さんの装いは、キリッとしていて上品。
「自分の好き」を信じる強さがあると、こんなに
佇まいまで潔くなるのかと思いました。

「大人のおしゃれアーカイブ」は、表紙にも登場いただいた
女優の銀粉蝶さん。
最近ではテレビドラマ「ウチの娘は、彼氏ができない!」にも出演されていましたよね〜。
以前ここにも書きましたが、少し前私がNHKオンデマンドで見まくっていた
京都人の密やかな愉しみ」にも出ていらっしゃいました。

「コムデギャルソン」の服をさりげなく着こなす銀粉蝶さんに、
じっくりとお話を聞いたインタビュー記事、ぜひ読んでいただきたいです。

「私は本当は気にしいです。
でも、人の目を気にしたらキリがないからもういいや!
って思うようになりました。
自分らしさも欲しいし、人の目も気になるなら、
どっちか捨てないと。
そう思いません?」

そんな言葉」が印象的でした。

 

「マダムHクローゼット」のデザイナー、佐藤治子さんには、
「大人のベーシックって何?」ということについて教えていただきました。

「今の時代」の風を感じて、サイズ感をアップデートする

ここまで出せるという金額の上限を上げてみる。

トレンドより大事なのは、自分にいちばん似合うものを選ぶこと

 

など、目からウロコのセオリーがいっぱいでした。

 

そのほか、パーマネントエイジの林多佳子さんには、
シャツにもなり、羽織物にもなる、
と1枚で2度おいしいトップスのコーディネートを教えていただきました。

「アトリエペネロープ」と共に新たな洋服のブランド「ボンジュール・ビキ・ボンジュール」
を立ち上げた唐澤明日香さんは、
「大人になったら着たい服」の創刊号に出ていただきました。

 

10年の年月を経て、変わったこと、変わらないことについて伺いました。

 

 

今回、初の試みとして、今までこの本に出ていただいた方の
おうちでのティータイムを紹介。
おいしいお菓子やお茶の情報もぎっしり詰まっていて、
私は取材をしながらあれこれ取り寄せちゃいました!

こちらはDja の板倉さんが紹介されていて、
私にも送っていただいた鳥取の「HAKUSEN」さんの焼き菓子です!

春になって、ちょっとおしゃれがしたい気分。
まだまだ注意は必要ですが、
ぎゅっと凝り固まっていた気分をほどき、
自分にご褒美をあげる気分で、
おしゃれを考えてみるのもいいかもしれません。

そんな時、パラパラとめくってみていただけたら嬉しいです。

 

今日もいい1日を!

 

 

 


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