4月1日 新刊がでます! 「暮らしを変える 書く力」 できあがるまで大変だったなあ〜

じゃじゃじゃ〜ん!
新刊が出ます。

暮らしを変える 書く力」(KADOKAWA)
今回は、今まで出してきた本とはまったく違い
私がずっと生業としてきた「書く」ということについて……。

自分の中にもやもやとあって、まだ形になっていな「想い」に、
どうやって輪郭をつけ、どうやって文章にしたらいいのか。

自分が感じたこと、考えたことを、どんな「言葉」にしたら、
誰かに伝え、わかってもらえるのか。

そんなことについて綴ってみました。

 

いや〜、そんな大した文章を書けるわけでもないワタクシが、
こんなえらそ〜な本を書くなんてと、
今でも逃げ出したくなる気持ちですが……..。

20代の頃から書き続けて、
私にとって「書く」ことは、いったいどういうことなのだろう……
と、自分で自分を振り返り、分析するには、いい機会なんじゃなかろうか?
こんな三日坊主の私が唯一続けられている「書く」ということなら、
ちょっとはみなさんにお伝えできることがあるんじゃなかろうか?
と勇気を振り絞ったという次第です。

ここ最近、自分の手の中にあるものを
誰かに手渡すことの素晴らしさを実感しています。

自分の手にあるものを「これ、いいでしょう?」ということは、
なかなか難しいものです。
「いやいや、つまらないもので……」と言いたくなる。

でも、せっかく見つけて、拾い上げ、考えて、感じて、握ったものを
「いいでしょう?」ってちゃんと認めて、
その上で、どこかの誰かに役立ててもらうために、
ちゃんと手渡すことって、とても大切じゃないか、と思うようになりました。

いや〜、今回は原稿を書き上げるまでにずいぶん苦しみました。
パソコンの前に座っても、いったい何を書いたらいいか、わからない……。
まったく書けないまま、時間がすぎて、は〜っとため息をつく。
そんな日々を繰り返し、
「それでも」と、自分を振り返り、ポツポツと書き始め、
ようやく仕上がった1冊です。

 

30本のエッセイはたとえばこんな感じです。

 

・「自分ごと」として読んでもらえる文章を書く

・一歩引いて「すきま」がある文章を書く

・事実と読み手の間に立って合いの手を入れる

・絶対に「お願い」を聞き入れてほしいときこそ本音で手紙を書く

・血の通ったお礼のメールを書く

・「聞く」ことから「書く」ことがはじまる

・言葉が消費されないうちにメモをする

・自分の本当の姿をさらけ出すということ

 

自分の思いを綴る、ということ意外にも、手紙やメールの書き方から、
書くために人の話をどう聞くか、
普段「言葉」をどう集めるか

など、「書く」にまつわるあれこれを、いろんな方向から集めてみました。

私の「書く」ためのベースとなっている「暮らしの風景」を
枦木功さんが、とても素敵に撮影してくれました。

デザインは、「暮らしのおへそ」でもずっとお世話になっている
「なかよし図工室」の成澤豪さんと宏美さん。

「書く」っていうテーマはどうですか?
とすすめてくれたのは、 「キッチンで読むビジネスのはなし」を担当してくれた「KADOKAWA」の
中野さなえさんです。

 

「はじめに」には、こんな風に書きました。

 

 初めて自分自身にとっての「書く」という作業を振り返ったとき、改めて思ったことがあります。
それは、私は「いい文章を書く」ために、書いているのではない、ということ。
「書く」という作業を通して、見えないものに輪郭をつけていう作業がワクワクと楽しい!
「書く」ということは、まだ見ぬ自分と出会うための扉を開けることだと信じています。

 

 

4月1日発売で、amazonでは予約が始まっています。

書くことが好きな人にも、ちょっと苦手な人にも
読んでいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 


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