スーパーに行かないでご飯を作ることと、仕事を考えなすことはつながっている

東京は朝から雨です。
菜種梅雨の時期なんですね〜。
ひと雨ごとに、緑がグンと伸びて、春の足音が早くなっていきます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて………。
先日私は仕事でちょっとうまくいかないことがありました。
う〜ん、せっかく頑張ってきたのに。
どうして、うまくいかないんだろう?
どこがいけないんだろう?
私ってやっぱりダメなのかな?

どんどんダメダメモードに落ちていって、
答えが見つからないループに落ちていくよう……。

いつもの朝のウォーキングに出かけても、そのことがぐるぐる頭を巡ります。

その時、ふと思いました。
「あれ? 私ってめっちゃ仕事のこと考えてるやん!」って。

いつもは流れるように、「これ」の次は「あれ」をして、
「今度はこんなことやったらいいかも!」ってウキウキスキップして、
考える暇もなく、前へ前へと進んでいたけれど、

「うまくいかないこと」が起こったとたん、
「そもそも、私はこの仕事をどう考えているんだろう?」
「私って、何のためにコレをやろうとしているんだろう?」
と、原点に立ち戻って、必死に考えていた……。

「うまくいかない」ことはつらいんだけど、
もうひとりの私が、天の上から「今の状況、なかなかいいやん!」
とつぶやいているようでした。

以前は、どっぷり「うまくいかないこと」に浸かって、ズルズル沼に引き込まれていったけれど、
さすがに歳を重ねて、
ぷかりと水面上に顔を出す術を覚えたのかもしれません。

去年からスーパーに行く回数を減らして、
家にあるものでご飯を作るようになりました。
最近では、冷蔵庫が空になりかけても、
まだ1品できるんじゃないか?と、
買い物に行かずにどれだけ晩ご飯を作り続けられるか!にチャレンジ。
なんだかゲームのように楽しいのです。

一昨日は、冷凍しているひき肉でピーマンの肉詰めを。
芽が出かけていたじゃがいもを救出してマッシュポテトを作りました。

昨日は、ちょびっとだけあまっていたキャベツを千切りにし、
豚バラ肉で巻いて蒸して、ポン酢でいただきました。

翌日、昼にスープを作ろうと思ったら、
昨日キャベツを使い切ったことを思い出しました。
あちゃー、どうしよ? と野菜室をあけたら、
あったのはレタス。
そっか、レタスでもできるかも?
といつもの豆乳味噌スープにいれてみたら、シャキシャキでおいしかったこと!

「う〜ん、今あるものでもできるじゃん!」
と満足してスープとトーストを食べながら、
あれ? と思ったのでした。
これって何かと似てる……。

「スーパーに行かない」という状況を作るから、
冷蔵庫の中にあるものだけでなんとかしようという気持ちになります。

「仕事でうまくいかない」っていう状況があるから、
原点に戻って、仕事全体を見直す……。

これって何かが似ている……。
人は「ある状況」を作り出せば、それに適応しようとするものなのかも。

いつも考えないで、目の前のことに追われているけれど、
むりやしそこから自分をひっぺがして、「仕事から離れる」という状況を作れば、
仕事のことを、もう少し根っこから考えながら、
過ごすことができるのかも。

問題は、「ある状況」をどうやって作るか……。
これからちょっと考えてみようと思っています。

みなさんには「ある状況」を先に作っておく、という経験はありますか?

 

 

今日もいい1日を!

 


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