「ああ、今日もシアワセじゃ!」と言えるようになった日

今日は冬に逆戻りしたような、き〜んと冷える朝です。
みなさま、いかがお過ごしですか?

それでも、夜明けはどんどん早くなり、
私は、日がのぼる少し前の空が大好きで、
今までの、半身浴→ストレッチ→ウォーキング、という順番を
半身浴→ウォーキング→ストレッチ、に変えました。

毎日歩く道で、まだ薄暗い空に向けて大きく枝を広げる木々を眺めながら
サクサク歩くと、今日の体の調子がわかります。
疲れがたまっていたり、寝不足だと足が重く、
食べすぎないで適量の晩ご飯を食べ、ちゃんと眠った日には、体が軽い!
体ってなんて正直なんでしょう!

そして、大きく深呼吸して「あ〜、シアワセじゃ〜!」と思うのです。
曲がりなりにも好きな仕事をし、
気に入っている古い平屋に住み、夫は元気で、一緒に「おいしいの〜」とご飯が食べられ、
実家の両親は、そこそこご機嫌に暮らしている……。

そして、「シアワセじゃ〜!」と思える自分にびっくりします。

ほんの少し前まで、自分が「幸せだ」と思うことは、
怖くてとてもできませんでした。

どうして、できなかったんだろう? と考えてみたら……。

「幸せだ」と言葉に出してしまったら、
それがポロリと手の中からこぼれ落ちてしまう日がくるかもしれない……
ということが怖かった………。
だから、「まだまだ」とか「いやいや」と、今を否定して、
未来に傷つかないよう、自分を自分で守っているつもりになっていたような気がします。

でも……。
以前もここに書いたように、
「失敗から学ぶしか、自分を成長させることはできない」と最近やっとわかったワタクシ。
もし、この先ガ〜〜〜ンと悪いこと、悲しいことが起こっても
そこからまた学べばいいじゃん。
それは、また新しい何かを知るために通り抜ける「門」みたいなものじゃん。
と少し思えるようになった。

だったら、「今、幸せ」って言ったって大丈夫!というわけです。

もうひとつ。
「シアワセ」は、こぼれ落ちないように握りしめるものじゃない、っていうのも
最近ようやく思えるようになったこと。

ずっと、いい仕事をしたい、誰かに認めてもらいたい、幸せになりたい、と思ってきました。
そして、その主語はいつも「私が」でした。
そろそろいいお年頃なんだから、
自分のことばかり考えないで、それをシェアし、誰かと一緒にシアワセになった方がずっといい……。
そんな当たり前のことに、やっと気づいてきたこのごろ。

それは、大それたことじゃなくていいのです……。

最近よくお仕事をご一緒するH さんは、何かあるとすぐに電話をくれます。
昨日も原稿を送ったら、すぐにリ〜ンと電話がかかってきて
「いちださ〜ん、原稿読みました〜。なんだか感動しちゃって……」
とおっしゃってくださる……。

その後にも、メールで意見を送ったら、またリ〜ン!
「確かにその通りだと思うので、ちょっと計画を練り直してみますね」とのこと。

私が何かアクションを起こすたびにリ〜ン!と電話が鳴る。
これって、最近では珍しいこと。
ついいろんなやりとりを、メールだけで済ませてしまい、
「今、相手が何をしているかわからないし……」と電話をかけることを控えがちです。

でも、やっぱり直接話すっていいな〜と思いました。
直接声を聞くだけで、
ほんのささいなことだけど、「よかったです〜」とか「そのとおりですよね〜」と
言ってもらえるだけで、ちょっと嬉しくなる……。
こんな小さなことから、「誰かと一緒にハッピーになる」って始まっていくんじゃないかなあと思うこのごろです。

あ〜、 シアワセ!
と自分の足元を見つめながら、私にできることを考えたいなあと思います。

みなさま、今日もいい1日を!


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