三日坊主は、「やってみたら」治る!

今日は少し暖かいよう。
東京は午後からにわか雨が降るかもしれないそうです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

私は、気をつけながら、そろそろと取材に出かけたり、原稿を書いたり、
まだ終わらない小掃除をしたりして過ごしております。

スーパーになるべく行かないチャレンジをしているので、
以前は、夕飯のおかずのついでに、ちょっと羊羹や大福を買い物カゴへ……
ということができなくなりました。

そこで昨日は、小豆を煮て「ぜんざいの素」づくりを。
このサイトでも何度かご紹介していますが、
小豆で作る餡はとても簡単。

水につけておかなくてもいいので、思い立ったらすぐに作り始められるのがいいところ。
大豆250~300gに水3〜4カップを入れて、
1時間ぐらいコトコト煮るだけ。
途中水が少なくなったら足します。
柔らかくなったら、砂糖を200~250g、数回に分けて加えて
ぽってりと照りが出たら出来上がりです!

これを小分けにして冷凍しています。
ついでに、白玉団子も作ってバッドの上に並べて冷凍。
こうしておくと、あとからジップロックなどにまとめてもくっつきません。

食後に小豆冷凍1個、白玉団子2個を解凍してミニぜんざいに。
これが楽しみなんだな〜。
おかずをちょっと控えめににして、お腹の片隅を空けておいて
これを食べます。

食欲は面倒くさがりに勝る!
リンゴと柚子をコトコト煮てコンポートを作ったり、
この時期スペシャルにおいしい三浦大根を炊いたり……。

作る前は「え〜、面倒くさそう〜」って思うことが、
実際にやってみると、「へっ? 意外と簡単じゃん!」
「これだったら、私にも続けられるじゃん!」と発見すると
本当に嬉しくなります。

人って、「やったことがないこと」が、すご〜く難しく見える。
これは、料理に限ったことだけでなく、
いろんなことに言えるんじゃないかと思います。

本を読んでメモを取るなんて、面倒くさくて、やる気モードのときだけだよね〜。
と思っていたけれど、
やってみたら、書くことで頭が整理されて、
「なんとなく感動」したことが、理論だてて自分の中に蓄積されることを感じます。

「やってみる」って、「思い込みをはずす」という作業でもあるんだなあと実感……。

岡本太郎さんが「自分の中に毒を持て」という著書の中でこんなふうに書いていらっしゃいました。

 

何かをはじめても、つづかないんじゃないか、三日坊主に終わってしまうんじゃないか、
なんて余計な心配はしなくていい。
気まぐれでも、何でもかわまわない。
ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、
何でもいいから、自分のやりたいことに手を出してみるといい。
それでもし駄目なら--つまりつづかなかったらつづかなかっていいんだ。いいと思うべきだ。
(中略)
つまり、さまざまなバリエーションで自分の運命を試すという”計画”を持つことになる。
その方が、面白いじゃないか。

これ、「どうして私は三日坊主なんだろう……」とかなり長い間悩んでいた
若い頃の私に言ってあげたかったなあ。

やってみて、今の自分にカチリとはまるものが長続きする。
何がカチリとはまるかは、やってみないとわからない!

三日坊主ばんざ〜い!とつぶやきながら、
あったかいおぜんざいをいただきました。

みなさんは、最近何をやってみましたか?

 

 

今日もいい1日を!

 

 


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