今年の目標は「境界線をなくす」こと。

あけましておめでとうございます。
東京は快晴。
素晴らしい朝焼けでした。
みなさま、どんな新年をお迎えでしょうか?

今年一年、健康で、穏やかで、ハッピーな毎日がみなさまのもとに訪れますように。
そして、私はこの「外の音、内の香」を、また淡々と綴っていきます。
読んでくださる方がいらしてこそ、続けていけると思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

私の今年の目標は、「境界線をなくす」です。
なんだそりゃ? という目標ですが、
昨年から、いろんな場面で、今まで引いてきた「線」が
実は不要なんじゃないか……と思うことが続きました。

たとえば……。
夢と実現。
どうしたら夢が実現できるかと考える。
というのが今までの方法。
この境界線をなくしてみたら、
夢を描いた段階で、もうかなってる! と考えるということ。

たとえば
「私のため」と「誰かのため」。
今まで、私は「どうやったらいい仕事ができるか」「どうしたらいいライターになれるか」
ばっかり考えてきたけれど、
どうやら、それだけでは楽しく生きていけないらしい……
という気がしてきました。
誰かが喜んでくれてこそ、私は仕事をしている意味があるし、嬉しい。
そんな当たり前のことが、やっとわかってきた気がします。

でも……。
「誰かのため」だけでも苦しくなりそう。
だから、「私のため」と「誰かのため」の境界線をなくしちゃえばいい。
私のためは、誰かのためで、誰かのためは、私のためってこと。

世の中には、私たちが無意識に引いた「線」がたくさんあるけれど、
それをひょいと飛び越えて、
もっと軽々と、気軽に生きていきたいなあと思います。
そのためにも、「この線、本当に必要?」とひとつひとつ確かめて、
消しちゃったっていいんじゃないか。

まずは、自分の周りに無意識に作ってしまった「境界線」を探してみることから
はじめてみようかと思っています。

新年には、いろんなものを「えいっ」と総取り替えします。
タオル、お風呂の足拭きマット、ランドリーマグちゃん、
パジャマ、下着。
写真にはないけれど、歯ブラシや、キッチンのふきんや……。

まっさらになって、ゼロに戻って、また新しい年が始まる……。
「けじめ好き」な私は、
この作業が大好き!

料理家の土井善晴さんが、こんなことを書いておられました。
「あんまり昨日の自分に頼らないで、
今日初めて料理するんじゃないかという気分で、
いつも臨むところですかね」

昨日の続きの今日ではなく、まっさらになって
「いつも」の家事や仕事と向き合ってみたら、
ワクワクできそう。
そうやって、見て、聞いて、経験したことを、フレッシュな気持ちで書いていけたらなと思います。

みなさま、今年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

みなさまにとって、素敵な1年となりますように。


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