ウォーキングのお供は 藤井風さん

き〜んと寒い朝です。
早朝のウォーキングが気持よくてはまっております。

向こうの方からしらじらと明けてくる空を眺めていると
地球の目覚めに立ちあっているような気分になって、
「お〜、しあわせぢゃ」と思えます。

 

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

ウォーキングのお供は 藤井風さん。
「せいしゅ〜んは、どどめ〜いろ〜」とちっちゃく歌いながら歩きます(笑)

初めて 藤井風さんの曲を聞いた時、「あれ?米津玄師さん??」と思いました。
似てませんか?

次々に才能のあるアーティストが出てきて、
音楽業界で生き残っていくのも大変……。

野球だってサッカーだって、スケートだって、
ほんの1年前に活躍していた人は、戦力外になったり、
彗星のように新しいスターが出てきます。

「人気」って本当にはかないもの。
栄光って、ほんの一瞬……。
みなさん、どうやって自分の心をコントロールしているのだろう……と知りたくなります。

私たちの身の回りは、そんな「はかない世界」が満ちていて、
その中で「確かなもの」をちゃんと握っておくことは本当に難しい……。

「今日の悲しみを乗せて
明日の喜びを運んで
全部風が連れてゆく
或るべき場所へ」

これは、 藤井風さんの「風よ」という歌の一節。
毎回聞くたびにぐっときます。
そっか、悲しみも喜びも、風が連れていくんだよな。
「或るべき場所」って、風が知っているんだよな。

そして、思いました。
人気や評価は、ジェットコースターのように上下するけれど、
こうやって私みたいに、歌詞の一節に心震わせている人がいることが、
「確かさ」なんだろうなあって。

確かさって、
ミリオンセラー!!みたいに目には見えないから、
なかなか確認しにくいのだけれど、
そこを忘れないようにしたいなあと
骨伝導のイヤホンからの風さんの声を聞きながら思いました。

私も、つい「重版だ!」などと騒ぎがちだけど、(もちろん「重版」大好物だけど……)
こうして書いていることが、どこかの誰かに読んでいただけて、
「よし、今日も頑張ろう!」と
ちょっとでも思っていただけるよう、
見えない確かさを大切にしたい……。

健康であること。
連れ合いに「行ってらっしゃ〜い」と手をふれること。
親がご機嫌で過ごしていてくれること。
好きなパンを食べられること。
友達が、花を届けてくれること。

そんな小さな確かさを大事にしたいと思う冬の朝です。

みなさんの確かさはなんですか?

 

今日もいい1日を!


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