誰かの「いいなり」になってみるって、意外にいい!

なんだか、あっついですね〜。
そして、世の中がまただんだん不安な状況になっています……。
でも、青空はとことん青空で美しい!
「悪いこと」ではなく「いいこと」にチャンネルを合わせていきたい、
と思うこのごろです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

イベントが終わってから、「おへそ」の取材にデザイン出しに、
そのほか、いろいろ細かな仕事に……と
ドタバタしているワタクシ。

いつの間にか、イライラしていて、気がつけば「ふ〜〜」とため息をついておりました。
すると、夫が「たまには、散歩に行こうよ」と……。

「今、そんな暇ないし」
「そんな気分じゃないし」とワタクシ。

次の日また夫が「そろそろ、散歩行こうよ」と……。
あんまり言うので「ま、いいか」とイヤイヤ、スニーカーを履いたのでした……。

すると、家を出て次の角を曲がったあたりから、
スコ〜ンと気分が切り替わりました!
「ああ、今日はこんな青空だったのね」
「わあ、もうこんなに紅葉すすんでるのね」

ああ、強制終了して出てきてよかった〜!
自分の思考回路の一歩外へ出る、
まったく興味の「きょ」の字もなかった、誰かの誘いにのってみる、
ってすごく大事なことなんだなあと思ったのでした。

私は散歩に出たいなんて、これっぽっちも考えていなかった。
でも、たまたま横にいた人が、「行こうよ」というから
しぶしぶ外に出た……。
他人の言葉にのってみると、
自分だけでは、見られない風景を見れるんだなあ〜って……。

もし、なんだか行き詰まっているなあ、とか
毎日おんなじことの繰り返しだよなあ、とか
息苦しさを感じている人がいたら、
自分の力でなんとかしようとしないで、
自分を明け渡して、
誰かのいいなりになってみるのもいいかもしれません。

帰ったら、すっかり機嫌がよくなって、
鼻歌を歌いながら、洗濯物をたたみました(笑)

実は、私は大層頑固者で、
「これがいい」と思ったら、それ以外のことをなかなか受け入れられません。

でも、最近よく感じることがあります。

たとえば、「あの公園に咲いていたバラは、赤色だったよね」
という人がいたとする。
でも、私は「確か白色だった」と思うとする。

でも、「いや、赤じゃなくて白だよ!」
と謝りを正すことだけがいいことじゃない。

「そっかな? 私は白だと思っていたけれど、もしかしたら赤だったかもね」
と言える人がいいなあと思うのです。

 

相手に迎合するという意味ではなく、
たとえ、自分と意見が違ったとしても、
相手の言うことを、受け入れるって、大事だよなあと思います。

相手が言っていることが「違う」と思うことと、
相手そのものを否定することは、違います。

自分と違うと、すぐさま「違う」と否定するよりも、
「違うかもしれないし、あっているかもしれない」という
ファジーな状態を受け入れられる……。
自分の中に、そんな余白を持っていたいなあと思うこのごろです。

 

みなさま、今日もいい1日を!

 

 


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