車を巡ってただいま、夫と冷戦状態! 意地を張っているだけとはわかっているんだけど……。

寒くなったり、暖かくなったり……。
行きつ戻りつしながら冬が深まっていきます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて!
月曜日の朝っぱらからこんな話で恐縮ですが、
我が家は、今夫と冷戦状態であります。

発端は……。
私が車を自宅の庭に入れる際、門にガガガと当ててしまったこと。
うちの夫は、車をそれは大事にしていて、いつも自分でピカピカに洗っているので、
平謝りに謝りました。
その時は「まあ、しゃ〜ないな」と許してくれてほっ。

車はさっそく修理に出し(もちろん、費用は私持ち……)
無事帰ってきたのですが、それからブツブツ攻撃が始まりました。
「やっぱり塗り直したところだけ、色が変わってるよね」
「ホイールも傷ついてるし」

あれこれ文句を言われる……。
で!ワタクシ、ひとりでブチ切れました!(笑)
「い〜よ!、も〜、うちの車には二度と乗らないから!」
(これ、夫には直接言っていないのがポイント)
最近、取材で車で出かけることが多く、すべてカーシェア を利用。
「そんな、あれこれ文句言われてまで乗りたくないし」と
ひとりで意地を張っております。

そして、ひとりで胸の中でつぶやいております。
「カーシェア だってお金かかるんだよ。
なのに、うちに車あるのに乗れないってどういうこと?
免許とって5年なんだから、ちょっとはぶつけるよ。
それ、多めに見てくれたっていいんじゃない?」って。

これをちゃんと言えないのがダメなところ……。
ちゃんと言えないから、言いたかった言葉がお腹の中にたまって
「意地」という大きな塊になって渦巻いております……。

でも、心の奥底ではわかっているのです。
これって、私のプライドが高いからだよねって。
私は自分の非を認めるのがイヤなだけ。
「いや〜、私ヘタッピだからさあ、ごめんね〜」
って頭をかきながら
「今日も出かけるから借りるね〜」
って言っちゃえばいいことなのです。

でも、夫にあれこれミスを指摘されることにムカつく!
だったら、自分が自分で責任をとれるカーシェア を使う方がよっぽどいい!
と考えてしまうというわけ。
あ〜あ、もうちょっと素直になれたらラクになれるのにな〜と思うこのごろです。

さて!
そんな中、いよいよ新著「ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく 夫と機嫌よく暮らす知恵」
が明日、10月20日発売になります!(MdNコーポレーション刊)
(地方では、書店に並ぶのが、2〜3日遅れるかもしれません)
我が家にも見本誌が届きました〜!

ページを開いて、久保輝美さんの言葉に、
冷戦状態の今を、「そうだった、変わらなくちゃいけないのは、私なんだよな」とうなずいております……。

今回は7人の方に、夫婦についてのお話を伺いました。

整理収納コンサルタントの本多さおりさんは、「子育てがつらくて……」と
正直に語ってくださいました。
そして、夫に「何がつらいか」「どうしてほしいか」をちゃんと伝える努力をされていました。
すごいなあ〜。

サボンデシエスタの附柴彩子さんは、夫と一緒に会社を立ち上げ、楽しくてたまらなかったのに、
子供を産んで初めて、夫と優先順位が「ずれた」のだと言います。
夫の一番と、私の一番が違う……。
そのときどうしたか、を語ってくださいました。

ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんの、ぶっちゃけ話の面白かったこと!
夫のことを「それまで私は『地球は自分のために回っている』っておもっていたけれど、
もしかしたら、地球はこの人のために回っているんじゃないか? そう感じさせてくれた
初めての人だったんですよね」と語ってくれました。

その上で、「わかりあう」ことは無理!とあきらめ、互いの応援団になることにした……。
今年、癌を患い大変な思いをされたのに、それを笑い飛ばしながら話してくれたことに
笑いながら涙しました。

イラストレーター の山本祐布子さんは、
かつて知る人ぞ知る本屋「ユトレヒト」を営んでいた江口宏志さんと結婚。
すると、夫が突然「蒸溜所を作るぞ!」と宣言。
小さなお子さんをかかえ、ドイツに渡り、さらに千葉に移住して「mitosaya薬草園蒸留所」をオープンさせました。

そんな祐布子さんには夫の夢についていくって大変じゃないですか? と聞いてみました。
そこで返ってきたのが「大事なことは、語り合っても解決しない」というびっくりする答えだったのです!

竹田理紀さんは、子供を産んでからも
自分の仕事を100%の力でやってきた敏腕編集者。
夫の仕事がうまくいかなくなった時もあったけれど、
夫が輝けるように……と常に考え続けてきた……。
夫、妻、男、女という枠の一歩外に出てみることを教えていただきました。

枦木百合子さんは、いつも私が「暮らしのおへそ」などの撮影で
お世話になっているカメラマン、枦木功さんの妻。
専業主婦でいるって、どういういこと?
お母さんでいることの幸せってなに?
と聞いてみました。

 

共通していたのは、みんなムカつくこともあるけれど、
「夫に優しくしたい」と思っている、ということ。

でも、ついムッとしたり、イライラしたり……。
夫婦で生きていくためには、
まず自分が機嫌よく生きていける術を身につけなくてはいけないのかも。

私もそろそろ意地を張るのをやめなくちゃなあと思っています。

 

みなさんは、夫に優しくできていますか?

 

今日もいい1日を。

 


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