「暮らしのおへそ vol30」8月31日発売です。その前にぜひ見て欲しいものがあります!

酷暑が続くものの、朝晩の風は少しひんやりするようになりました。
ようやく秋の気配を感じるこのごろです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて!
いよいよ8月31日(月)に、「暮らしのおへそ vol30」が発売になります!

今回の表紙は洗濯バサミ。
ちょっと不安なこの時期でも、毎日洗濯する「おへそ」はずっと変わらない……。
そして、洗濯物を干すときに、空を見上げてみたら、
ちょっと光を感じることができるかもしれない……。
そんな思いで撮影をしました。

取材を始めたのは、非常事態宣言が解除になったばかりのころ。
今号では、この状況だからこそ、これからの「おへそ」=習慣について、
考えるきっかけにしてもらえたら……と作りました。

(私の手元には、まだ出来上がった本が届いていないので、
写真はすべて色校の段階のものを撮ったものです。
ちょっと端っこが汚くてごめんなさい)

この本を読む前に、ぜひみなさまに見ていただきたいyou-tubeがあります。
それが、ジャスピアニストの小曽根真さんと奥様で女優の神野三鈴さんが、
非常事態宣言中の53日間、毎晩ご自宅のリビングから生配信してくださっていた
Welcome to Our Living room」。
このyou tube 、「おへそ」の発売日の8月31日をもって終了となります。
なので、本を手にしていただく前に、今すぐぜひぜひ見てください!

私は、じっと家にいなくてはいけなかったあの時期、毎晩9時になると、
この配信を楽しみに見ていました。
そして、どうしてもおふたりに会ってみたくなり、今回取材をお願いし、
なんと! ご快諾いただいたというわけです。

誰もが羨むサクセスストーリーを歩んでこられたのかと思いきや、
おふたりには、今の自分になるまでの長い長い道のりがありました……。
その物語を、ぜひぜひじっくり読んでいただきたい。
その物語の先にあったのが、
「誰もが神様にギフトをもらっている。それを自分で握りしめることなく、誰かに差し出す」
という「手渡すおへそ」でした。

もうひとつ、ステイホーム中に私が楽しみにしていたのが、
作家で今はパリで暮らす辻仁成さんのツイッターです。
「おやすみ、日本。とんとんとん」で終わる短い文章に、
多くの人が癒されていたと思います。
そこで、今回はそんな辻さんに、「コロナ時代を生き抜く人生の新しい基本」
と題したエッセイを寄稿していただきました。

さらに特別特集として、ステイホーム中に変わった「おへそ」について、
デザイナーの若山嘉代子さん、スタイリストの大草直子さん他、6人の方にも
緊急インタビューを。

ここまでが、vol30の特別企画です。
そして、いつもの「おへそ」ページも、会いたい人にたくさん会ってきました。

まずは26歳でプロテニスプレーヤーを引退し、11年半のブランクを経て37歳で
現役復帰。46歳で二度目の引退をしたという伊達公子さん。
もう何度目の人生?というほど濃密な時間を過ごされる中で
「勝てなくても楽しい!」という「おへそ」について語っていただきました。

「香りの扉、草の椅子」(天然生活ブックス)を読んで、一度じっくりお話を
聞いてみたい、と思っていた「蓼科ハーバルノート ・シンプルズ」を営む
萩尾エリ子さんに教えてもらったのは、
足元にある確かさ。「今できることを、今する」ということでした。

「英語日記BOY」という本を読んで、
どこにも習いに行かないで、自分で学び、英語ってしゃべれるようになるんだ!
とびっくり!
「学ぶ」ということを改めて考えさせてくれた新井リオさん。
その勉強法を、じっくり取材させていただきました。
英語ではなくても、何かを学ぶって、どういうこと?と考えさせられます。

「菓子屋ここのつ」って知っていますか?
四季折々の野菜、果物、植物を使って菓子を作り、それを自身で選んだ器に
盛り付けて、いちばんよくあうお茶を組み合わせ、お客様に一皿一皿提供する。
そんな和菓子コース「茶寮」を営んでいる溝口実穂さん。
そのひと皿の美しいこと!
そして、実穂さんの「おへそ」は、なんと! 縄跳びだったんです!

 

 

かつて東京代官山にあったアジア雑貨とオリジナル服の店「チョロン 」が
北海道札幌に再びオープン!

オーナーの佐々木智子さんに今回はリモート取材をお願いしました。

 

スープ作家の有賀薫さんは「ラクするおへそ」。
簡単でシンプルで豊かな食生活のために作るスープのほか、
「家事の自動化システムをつくる」など、
その合理的な「おへそづくり」は目からウロコでした。

ガラス作家の長野史子さんのおへそは
「朝30分、脳をお出かけさせる」こと。

金沢の老舗布団店「石田屋」さんを知っていますか?
布団を選ぶ上でいちばん大切なのは「湿気」なんだとか!
社長の田中佳美さんは、睡眠の質をあげることで、人生が変わったそう!

 

東京蔵前の鳥越神社近くにある家庭料理の店「めしと、さけanno」。
料理を作るのは阿武真亜子さん。
空間デザインを担当しサービスも担当するのは夫の山崎勇人さん。
等身大のふたりの姿が、いいんです!

フリーランスのトレーナーとして働く佐々木由貴子さんのおへそは
「ため込まない」こと。
お風呂は洗ってさっぱり乾かす。朝起きたらベッドマットを立てておく。
風通しをよくしておけば、心が整って、本当にやりたいことに集中できる……。
今すぐ真似したことがいっぱいでした。

 

そして最後に、断捨離の提唱者やましたひでこさんにロングインタビュー。
私は、この取材で、「断捨離」の本当の意味をやっと知りました。

 

ふ〜。
今回も盛り沢山!
どの記事も、じっくり読んでいただいたら、絶対面白いと思います!
amazonでは、予約も始まっています。

8月31日発売。
みなさま、どうぞ手に取ってみてくださいね。

今日もいい1日を!

 


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ