おしゃれはコンプレックスから始まる

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「大人になったら着たい服」本日発売です!
空気が凛と涼しくなって、シックなネイビーの表紙の本と共に、
秋のおしゃれがしたくなりませんか???

毎回巻頭にエッセイを書かせていただいていますが、いつも大人っぽくて素敵なイラストを
描いてくださっているのは、紙野夏紀さんです。

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今回は、「コンプレックス」について書きました。
私は、下半身が大きなことがコンプレックス……。
ワイドパンツを履いたのに、普通のパンツになってしまう……。苦笑
だけど………っていうお話です。

 

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今回、取材をさせていただいた方々は、偶然にも
コンプレックスや、自分の嫌なところ、弱いところを
受け止めて、「それでも」と生き生きとおしゃれを楽しんでいる方が多かったよう。

 

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福岡のセレクトショップ「アンビエンテ」オーナーの浦田亜規子さんは、
子育てがやっと終わった、と思った途端体調を壊し、
朝、洋服を選ぶ気力さえなくなってしまったそうです。

でも、今はこの笑顔!

 

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新潟のセレクトショップ「ハチテン」の佐藤加奈子さんは、娘さんとの関係に悩み
親子でカウンセリングを受けたことも。
子供に依存しすぎず、自分は自分と割り切れた時、おしゃれが楽しめるように。

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セレクトショップに勤める相澤理恵さんは、今新しいブランドの立ち上げ準備中。
身長が155㎝と小柄でいつも洋服が買えなくて苦労してきたそうです。
自分サイズにお直しするプロのテクは必見です。

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そして、「大人のおしゃれアーカイブ」にご登場いただいた光野桃さんでさえ
「何を着ても似合わないし、センスもなかった」
と語られました。
そして還暦を迎えて髪の毛を切ったら、
「生まれて初めて、外見と自分の内側ががピタッと一致しました。
洋服が似合うってこういうことなんだ。
齟齬がないってこんなにラクなことなんだ、と気づいたんです」
と桃さん。

 

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誌面に出る人は、みんなおしゃれでみんなキラキラ輝いて見えます。
でも、日常ではみんな何かしらのコンプレックスを抱え、悩んだ経験をお持ちでした。
「それでも」と視線を上げた時、
おしゃれの本当の楽しみが見えた……。

 

おしゃれの奥深さを教えていただいた今回の取材でした。
写真のページと共に、ぜひ文章もじっくり読んでいただければと思います。

 

 

 

 

 

 


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