絶好調じゃなくたって、「そろそろ」やればいい。

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あっという間に2月ですね。

みなさま、「暮らしのおへそ vol25」はお手にとっていただけたでしょうか?
「今回は、特に好きな人ばかりです!」と嬉しい声が届いています。
そして、「実は……」とカミングアウトする石田ゆり子さんファンが多いことにびっくり!
おへその舞台裏は、また次回じっくり書きたいと思います。

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これは、ゆり子さんの撮影の日。早めにスタジオに着いて、ドキドキしているおへそチームです。

 

さて!
1月は風邪をひいたり、肋骨を打ったりと絶不調だったので、ずっとお休みしていた
朝のウォーキングを再開しました。
たった30分歩くだけなのに、1か月休んだら、もう足がパンパン!
ということは、歩くことで多少は筋肉が鍛えられている!と実感しているところです。

この1か月、体の具合を見ながら、そろそろと仕事をしておりました。
そんな状態だったからでしょうか?
たまたま、いろんな「そろそろ」とやっている人に出会いました。

私は猪突猛進型の性格なので、やると言ったら全力投球。
「そろそろ」ということが本当に苦手です。
でも、体の具合が悪ければ仕方がない!
体のご機嫌を聴きながら「そろそろ」やっているうちに、
人って、「ゆっくり」と「バリバリ」というように
相反することを同時にできるものなんだ……
と思うようになりました。

 

そんな時に出会ったのは、
病を抱えながら、介護をしながら、
子供の反抗期に頭を抱えながら、
うまくいかない「何か」に少しずつ挑戦しながら………
というように、
絶好調とはいかないけれど、
荷物を抱えながらも、
生き生きと仕事をし、暮らし、遊んでいる人でした。

今、私が病気になったら、
そこには「絶望」しかなくなる……。
とずっと思ってきました。
仕事ができなくなって、料理をして美味しいものを食べることもできなくなって……。
でも、現実は、
病気になったって、仕事はできるし、美味しく食べられるし、毎日ちゃんと暮らしていける。

 

何かうまくいかないことがあったら、
ふさぎ込んで、落ち込んで、前に進む気にもならないかも……
と思うけれど、
人は毎日生活していかなくてはならないもの。
何があったって、朝起きてコーヒーを飲み、ご飯を食べ、テレビのお笑いを見てワハハと笑うことができる。

 

誰もが、いつも絶好調!というわけにはいきません。
でも、案外人間は強くて、
左手に悲しいことを、右手に楽しいことを持ち
歩き出すことができるんだ……と
思ったのでした。

 

必要なのは、現状と上手に付き合うこと。
悲しいことが一つ起こったって、
それに支配される必要なんて全然ない。
楽しいことを一つ手にして歩き出せばいいだけ。

「そろそろ」とやってきた1月に、そんなことを考えたのでした。

 

 


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