両親の頼り下手から学ぶ。

今、実家のマンションは大規模改修中で、足場とシートに覆われて
私は、ひとり早く起き、
その合間から初日の出を眺めました。

みなさま、元旦をいかがお過ごしだったでしょうか?

年末から、朝両親と一緒に朝食を取ったら、
母の代わりに洗い物をして、掃除機をかけます。
その後、母と一緒に買い物に出かけたり
お節料理を作ったり……と過ごしてきました。

そんな中でも、父も母も、
私が先に「それやるよ」と動かないと、自分ですべてをやろうとします。

父は、このごろ心臓が弱ったせいか
ちょっと歩くと、ふうふうと息があがるよう。
なのに、年賀状を書いた後、
コートに袖を通して、すぐ近くにある郵便局に出しに行く準備を始めています。

「あれ? 郵便局に行くん? いやいや、私が出してきてあげるよ」
と声をかけると、やっとハガキを差し出します。

杖がわりのキャリーカートが手放せない母

母も、キッチンに立ちながら
「それ、私がやるわ」と声をかけないと、
高い位置から何かを取り出したり、
重たい花瓶を抱えて、生けた花の水を取り替えようとしたり。

ああ、私はこの父と母の娘だから、
甘え下手になったのだなあと思わず笑っちゃいました。

「ちょっとお願い」と一言言えば、
誰でも助けてくれるのに。
誰も手伝うことを、嫌がらないのに。
むしろ、お願いしてくれた方が嬉しいのに。

両親の姿を見て、「しっかりしなくちゃ」と自分ですべてを引き受けるより
潔く「お願いした方が助かる」と認めて、
誰かに頼ってみるって大事なんだよなあと実感しました。

それは、昨日書いた今年の目標
「自分を消して、耳を澄ます」ことと、つながっているような気がします。

「頼んで断られたら嫌だしな」
「これぐらいのこと、自分でできなきゃダメだよな」

そう思うのは、きっと「自分」が強すぎるから。
もっと自分の姿を小さくして、
「できないことは、しょ〜がない」と早めに諦めれば
「ねえねえ、ちょっと手伝って」と声をかけられるのかも。

そして、それは自分よりも人を信頼することでもあるような気がします。

母が若い頃から使い続けてきたレシピ帳

今年は周りにいる人をもっと信じて、
いろんな人に助けてもらいながら、
ご機嫌で過ごせたらいいなあと思った元旦でした。

みなさま、今日もいい1日を。

 


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