初めての料理を作って、知らない扉を開ける

真夏の暑さの中、見事に美しく咲く百日紅の花が
凛として在る、ということを教えてくれます。
少しずつ日の出が遅くなり、夜になると虫の音が聞こえるようになりました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

私は、やっと「大人になったら着たい服」の原稿と
次の書籍の執筆がひと段落したところです。

とはいえ、まだ書かなくてはいけない原稿が待っていて、
もっと、ちゃっちゃと進めたいのだけれど、
何をするにも、必要な時間がかかるのだなあと実感。

やるべきことには、それに必要な時間があって、
いくら頑張っても、いくら能率よくやろうとしても、
その時間を短縮することはできません。

洗濯機を回すには40分かかるし、
サヤインゲンを茹でるには2分かかるし、
短いエッセイ1本を書くには1日かかる……。

若い頃は、頑張ればその時間を短縮できる、
と勘違いしていたのだけれど、
必要な時間は、必要な時間だけかかる、ということがやっとわかってきました。
だからこそ、一つ一つ目の前のことを
粛々とやり続けるしかありません。
そして、その時間を短縮することよりも、
味わい、楽しむことが
人生を充実させるのかもしれないなあと思います。

さて……。
最近、ウーウェンさんの「10品を繰り返し作りましょう」(大和書房)という本を読んで、
そのレシピを、ひとつずつ作っています。
キャベツと豚肉を炒めるだけ、
など、その作り方はすご〜くシンプルで簡単なのだけれど、
必ず抑えるべきポイントが紹介されています。
何が大事か、というところをちゃんと押さえさえすれば、
料理はとっても簡単になる。
そのメリハリをウーさんが教えてくれています。

そして、どれを作っても最高に美味しい!

先日作ったこれは、ウーさんのレシピの中でも有名という
鶏肉団子の煮物。
大きな鶏肉団子を作って、コトコト煮て、
最後に野菜を入れるだけ。

野菜はナスでもレンコンでもいいのですが、
一番簡単な小松菜で作ってみました。

これがね〜!
スープがめちゃくちゃ美味しいのですよ!

鶏肉から出た旨みがぎゅっと凝縮されて、絶品!
今度は、ナスを加えて作ってみようと思います。

もう一品は、鶏の手羽先をフライパンでぐつぐつ煮てから
水でジャージャーと洗ってアクをとり、
この手羽先とじゃがいもやレンコン、玉ねぎなどを煮込むもの。

鍋に放り込んだら、あとはほったらかしでできちゃうから、
こちらも簡単です。

そして、これもスープがめちゃめちゃうまい!

本当はここでレシピを紹介したいのですが、
そこはウーウェンさんの本をぜひ買って
チェックしてみてください。

この本は、レシピも載っているけれど、
料理をするにおいて何が大事か、
ということが、エッセイのように綴られているので、
読み物としても、とっても面白いです。

いつもの毎日と同じなんだけれど、
本を読んで、知らなかったコツを知り、
キッチンに立ってやってみると、
食卓の上に、全く新しいおいしさが広がる……。
知らないことを知るって、本当に素晴らしいなあと思います。

みなさんは、何か最近美味しいものを作られたでしょうか?

 

今日もいい1日を!


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