ふと気づくと、小手毬の花がこぼれんばかりに咲いていました。
三寒四温で、我が家ではガスストーブが欠かせず「さむっ」と首をすくめる朝ですが、
外では、春の気配がもりもりと感じられますね〜。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
つい先日、我が家にお客様が。
帽子作家の苣木紀子さん、フラワースタイリストの平井かずみさん、コロモチャヤの中臣美香さんが、
遊びに来てくれました。
みんなでランチを!ということになり、
私は朝から、寒かったので、肉団子とせりのお鍋や、
春雨サラダや、マッシュポテトなどを作ってお迎えしました。
苣木さんとは、「うちでご飯をしようね〜」とずっと前に約束していたのですが、
その後体調を壊されて。
もう約束は叶わないのかも……と思ったこともあったけれど、
やっと我が家まで来ていただけて感無量。
苣木さんの、どんな状況でも「私は絶対大丈夫!」という前向きな姿勢は、
きっと大変なこともあったと思うけれど、
自分を信じることで生まれる力を教えてくれました。
こうして、当たり前に集まって、当たり前にご飯を食べて、おしゃべりをして、笑って……
という時間が本当に幸せだとしみじみ思いました。
ああ、いい時間だったなあ〜。
あれこれおしゃべりしながら、みんなでたらふく食べて、あっという間に時間が経ちました。
「そういえば、先日の『外の音会』どうでした?」
と平井さん。
「いや〜。準備に思った以上に時間がかかって大変だったよ〜」
と私。
すると
「もうちょっと、頑張らりすぎない方法でやる方がいいんじゃない?」
とか
「こういうことお話してみたら面白いんじゃない?」
とか、
みんなが真剣にアドバイスしてくれました。
それから、苣木さんの帽子や、美香さんの洋服がどうやって生まれていくか、
というお話や、
平井さんのこれからの仕事の仕方のことなど、
みんなでワイワイ。
楽しくおしゃべりしているんだけれど、
みんなが互いに、互いのことを、自分のことを考えるみたいに
真剣に考えて、意見を言う……。
そんな時間のありがたかったこと!
私はいつも「明るく閉じてる」とか
「友達少なくて」
と言う通り、
誰とでもすぐ仲良くなれるわけではないし、
誰かをすぐ信じられるわけでもなく、用心深いのだけれど、
こんな素敵な友達が、ここにいるじゃない!
とみんなが帰ったあと、洗い物をしながらしみじみ思いました。
いつも会っているわけじゃなくても、
ずっとべったり一緒じゃなくても、
たまに会えば、互いに心を開いて語り合う……。
それでいいんだよなあって。
そして、私も横にいる人のことを真剣に考えることが
できる人になろう、と思ったのでした。
最近、体力がなくなって、
おもてなしも大変だから……とあまり人を家に招いていなかったんだけれど、
やっぱり自宅でおしゃべりするって、
よりみんなが近づいて
楽しいなあと改めて感じました。
これから訪ねてくる人のことを思って、料理を作るって、
誰かのためにできる、最も身近なことなのかもしれません。
みなさんは、どんな友達づきあいをされているのでしょうか?
今日もいい1日を!