初めて「コーチング」を受けてみた!

まだまだ寒いものの、木蓮のつぼみがぷっくりと膨らんで
春の足音が聞こえてくるようになりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて……。
今年は「学び」の年にしようと思っているワタクシ……。
先日の「クリンネスト」2級の認定書証が届き、学んだことを忘れないうちに……
と1級講座にも申し込みました。
私は、飽き性なので、ちょっと学んだら全部知ったつもりになってしまいがち……。
そんな自分を知っているので、
特に資格が欲しいわけではなかったのですが、
より、詳しく掃除のノウハウが学べるそうなので、
エイッと申し込んでみました〜。

そして!
今度は「コーチング」を受けてみることに。
私は、ライター塾などでいろんな方に「書く」ということをお伝えしています。
「書く」ことは、自分の中に「ある」のに見えていないものに気づき、
掘り出し、言語化すること。
そのプロセスって、もしかして「コーチング」に似ているのかなあ?
コーチングってなんなのだろう?
とずっと思ってきました。

そこでまず、自分で体験してみよう!と思ったというわけです。
私を見つけてプロジェクト」でもご紹介し、
ライターズマルシェ」でも連載をお願いしているライフコーチの木山理絵さんに相談してみたら、
体験コーチングセッションをしてくださるとのこと。

いつもは、人の話を聞くのが仕事なのに、
「話を聞いてもらう」という立場はどうも苦手で、お尻がムズムズしたのですが
ドキドキしながら、zoomでコーチングを初体験!

はじめに「この時間は、ぜんぶ一田さんのためのものですから」
と言っていただき、
「そっか。ついインタビュースイッチ入ってしまいがちだけれど、
今日は、ちゃんと聞いてもらおう!」と思いました。

そして、まずは「今日辿り着きたいところはどこですか?」
と目指す場所を聞かれました。

私が今いちばん心配なのは、やっぱり「これから」のこと。
ずっと何かを発見し「へ〜!」「ほ〜!」と言いながら書いていきたいけれど、
ずっと書籍のオファーがくるとは限らないし、
みんなが「読みたい」と思ってくれるとも限らない……。

誰かに必要とされなくなったらどうしよう? 人から評価されなくなったらどうしよう?
っていう不安をどうにかしたい、とお伝えしました。

で!
ここから、いろんな質問に答えていきました。
すると……。
私は、小学生の頃からず〜っと「誰かに認めてもらいたい」と
生きてきたんだ、ということが見えてきました。
ずっと学級委員長だったし、先生との連絡簿には自分が考えたことを一生懸命書き綴っていたし、
ライターになったら、編集長、編集者に認めてもらうために頑張ったし……。

そっか、私は「認めてもらいたい」がデフォルトなんだ……。
「認められる」ということが私の社会、外界との関わり方だったのかも……。
だったら、これからそれを手放すのって、無理なのかも?

でも、たとえば、出した本が売れるか売れないかは、
自分の手ではコントロールできません。
つまり、「認められよう」としても、それを自分の努力ではコントロールできない……。
それは、すごく苦しいことだなあと思います。

だったら、いきなりすべてを手放すことはできないから、
せめて10のうちの6ぐらいに減らして、
あとの4は、自分の手でコントロールできることを増やしてみたい……。
ご飯を作っておいしいねえと食べたり、
テニスに夢中になったり、
本を読んで感動したり……。

それともうひとつ。
私が認められることより、
私が誰かを認めてあげることにフォーカスしてみたらどうだろう?とも……。

今まで自分のことばかり考えてきた気がします。
夫が何かをしてくれても、
仕事仲間が頑張ってくれても、
「ありがとう」とは言いながら、
その人が費やした時間に、ちゃんと向き合ってこなかったのかもなあと反省……。

突然、何かの答えが出るわけではないけれど、
いろんな心のパーツが刺激され、
思考がぐるぐると回り出して、
何かが始まったような気がしました。

コーチングに興味がある方は、木山さんのインスタをチェックしてみてくださいね。

面白かったなあ〜。
学ぶって、いつもと違う世界に足を踏み込んで、
そこに吹く風や、漂う匂いを嗅ぐことなんだなあと改めて思いました。

みなさま、今日もいい1日を。


一田憲子ブログ「日々のこと」一覧へ