今日は東京は曇り。
朝のウォーキングでは、雲が多くて暗く
群青色の空の下を歩いてきました。
この時期、足元の植物がよく見えないのが残念。
見上げると、枯れ枝に少しだけ残った柿の実が。
やっと冬本番ですね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
先日のこと。
友人が「とっても素敵な人がいるから」と紹介してくれた
初対面の方と3人で食事に行ってまいりました。
本当にお話が面白くて、あっという間に時が過ぎました。
でも、なにより印象に残ったのが、
彼女のアネゴ肌っぷり!
おいしいイタリアンのお店を予約してくれて、
注文も「あ、これおすすめ!」「これぜひ食べてほしい!」
とさっさか決めてオーダー。
そして、料理がテーブルにやってくると、
「じゃあ、私が」と
小皿に取り分けて「はい!」と渡してくれるのです。
私と友達は、な〜んにもしなくて
お皿を受け取って「うわ〜、おいしい〜!」と食べるだけ。
私は、いつもは誰かに何かを「してもらう」という立場が苦手で
「してもらう」より「してあげる」方が落ち着くのですが、
この日ばかりは、すっかり心地よく甘えさせてもらったのでした。

おしゃべりが楽しくて、すっかり写真を撮り忘れ、これは別の会食での写真です。
そんな彼女の座右の銘が「はい、よろこんで!」
なのだとか。
誘われたり、頼まれたり、相談されたり……。
そんなときは、いつも「はい、よろこんで!」
うわ〜、すごいなあ〜!
と私とは正反対のその「開きっぷり」に驚きました。
私は、すべての人に「はい、よろこんで!」とは言えていないなあ〜。
そう自分のことを振り返ってみると……。
そもそも、私の「明るく閉じている」原因は
「怖がり」だからです。
この「怖がり」が、人生のあらゆる場面で、ブレーキとなってしまう……。
誰かと出会っても、
「この人に心を許しても大丈夫かしら?」とまずは観察し、
ズカズカ入ってきたり、失礼だったり、優しくなかったりしないかと確かめて
「よし、大丈夫!」と思ってからしか、心の扉を開けることができません。
それは、もっと正直に言うならば、
「この人は、私を大事にしてくれるだろうか?」とジャッジしているような気もします。
でも……。
ものすご〜く交友関係が広くて、いろんな人と面白いことをして、
誰かが困っているとすぐ駆けつけて……。
「応援をすることが大好き!」
と語る彼女の話を聞いて、
もしかして、そんなに怖がらなくてもいいんじゃないか?
確かめなくても扉を開いちゃっていいんじゃなかろうか……
と思うようになりました。

これも、まったく違う場所でのデザート。おいしかったなあ〜。笑
いい人か、悪い人か……。
そんなジャッジをしてから誰かを受け入れる……。
それは、傷つきたくないからなんだけれど、
何かが違う気がしてきました。
出会って、話が弾んで、互いに笑い合えたら、
もう扉を開けちゃってもいいのかも……。
もし、そこからもう少し付き合いが進んで、やっぱり合わなければ、
その時、さよならすればいい。
「はい、よろこんで!」
と言えるようになるには、
相手が、「これやって〜」とか「これお願いできますか〜」
と自分を頼りにしてくれることが第一歩です。
そして、頼りにしてもらうためには、
「あの人に頼んだらなんとかしてくれそう」と思ってもらわなくてはいけません。
たぶん、私は用心深く閉じているので、
何かを頼みにくいだろうなあ〜と感じます。
「一田さんは、きっと忙しいだろうから……」なんて。
「優しくありたい」と言いながら、
見えないバリアを貼って、無言で誰かの助けを求める声を
跳ね返してしまっているのかも?
そう反省しました。
出会った人が、もう一度気軽に声をかけられるように……。
そんな柔らかな存在であれたらいいなあ〜。
おいしい料理をいただきながら、そんなことを考えた夜でした。
みなさんの扉はどれぐらい開いていますか?
今日もいい1日を!