今月の経験を、未来の私のために使う

行きはまだ真っ暗なのに、帰りには、晴れ晴れと空が明けてくる……。
そのドラマティックな落差が、この冬の時期のウォーキングの醍醐味です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、昨日も一歩も家を出ずに原稿の日々。
そんな中で唯一の楽しみが、掃除をしながら、ご飯を作りながら
Podcast やVoicyを聴くことです。

先日、EmiさんのVoicyで、過去の放送を遡ってきいておりました。
すると……。

人間ドッグに行かれたというお話をされていたのですが、
帰ったら、何時に終わったか、持って行ったらいいと思うものは何か?
など、気づいたことを、来年のためにメモしておくのだとか!

なるほど〜!
と思いました。

私は「振り返り」という作業がとても苦手です。
「北欧、暮らしの道具店」の店長、佐藤さんもよく「振り返り」の大切さを
お話されていて、
「そうだよなあ〜」といつも思うのですが、
いざ、自分でやるとなると、スイッチが入りません。

常に前を向いて走っていて、
「やっちまったこと」は、もう過去のこと。
振り返っても、やり直す訳にはいかないし、
「反省」って、なんだか過去の自分を否定するようでつらいし……
と思っていました。

でも……。
今回Emiさんのお話を聴いて、なんだかすとんと腑に落ちたのです。
そっか。
やったことを振り返るのは、未来の自分のためなんだ……って。

思えば、私はやったことはどんどん忘れるし、
その結果、去年どういうプロセスだったかも覚えていないし、
「なんだか、めちゃくちゃお尻近くなってスケジュールが詰め詰めになって
焦ったんだったよなあ」
程度のふんわりしたことしか思い出せない……。

でも、今月やったことを振り返って、ちょっとメモしておけば、
1年後の同じ月に、
ちょっとスタートを早めたりと、
「改善」というプロセスを、暮らしの中に組み込めるかも……。

それは、たいしたことじゃなくてもいいんです。
たとえば、先日も書いた通り、
今、薄手のハイゲージで首のまわりが詰まったセーターを探しているけれど、
見つからない……。
この時期、もうファッション業界は厚手のニットを販売して、
店頭には薄手のものはないのです。
だったら、来年もう少し早めに、11月初旬から探せばいいかも。
そんなことをメモしておけばいいんだ!
と思い至りました。


じゃあ、どこにどういうふうに書く?
とあれこれ考えました。
いつも、お風呂のふたの上で書いているノートに書いておく?
でも、そうすると、どこに書いたか後から探しにくいし……。

そこで!
手帳のマンスリーの枠の下の、小さな余白に書いてみることにしました。
たとえば、私の11月を振り返って、
来年の私に伝えるとしたら……。

1、イベントの時は会食を入れすぎない。(昼のイベントが終わって夜も予定が詰まっていると、体が休まらないから)
2、イベントの後は予定がギュ〜ギュ〜になるから、イベント前に打ち合わせをなるべく終えておく
3、薄手のニットを探す

といった具合です。
毎月、欄外に色を変えて青ペンで書いていったら、
来年の同じ月の月初に見返したら、
その月、気をつけるべきことが見えてくる……。

お〜!いいこと思いついちゃった、とちょっと嬉しくなりました。

やりっぱなしで、積み重ねることが苦手なワタクシ。
これで少しは、今日の経験が、来年の私のヒントになればいいなあと思っています。

みなさま、今日もいい1日を〜


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