「暮らしのおへそ vol.38」 明日8月30日発売です〜!

台風が心配ですね……。
みなさんのお住まいの辺りはいかがでしょうか?
どうぞお気をつけてお過ごしくださいね〜。

さて!
そんな中、じゃじゃじゃじゃ〜ん!
暮らしのおへそ vol.38」いよいよ明日8月30日(金)発売です〜!

今回の表紙は、中ページの「きれいのおへそ」から
平澤摩里子さんのメイクブラシです。

そして!
巻頭は、内田也哉子さん!

ず〜っとお会いしてみたかったので、取材をお願いできると決まった時、飛び上がって喜びました!(笑)


素敵な方だったなあ〜。

也哉子さんにお話を聞いて、ひしひしと感じたのは、
その人の「おへそ」というものは、幼い頃の経験や育てられ方に大きく左右されるということ……。

也哉子さんのお母様は、言わずと知れた樹木希林さん。
お父様は、ロックンローラーの内田裕也さん。
也哉子さんが幼い頃、仕事で忙しい希林さんはほとんど家にいらっしゃらなくて、
いろんな家に預けられて育ったそうです。

その結果「いつもコレでなくていい、という人になりました」
と話してくださった也哉子さん。

つまり、昨日過ごす家と、今日過ごす家が違う。
昨日一緒にご飯を食べる人と、今日一緒にご飯を食べる人が違う。
ということ。
そんな中で「いつもこうじゃなくちゃ」というルーティンは育てようがありません。

毎日が「初めて」で、その新しい状況に自分を合わせていくことが、
いつしか身についたそう。

私はこのお話を伺った時、「うらやましいなあ〜」と思っちゃいました。
というのも、私は也哉子さんとは正反対で、
変化がとことん苦手。
「いつも同じ」という安定を求めて、
昨日と違う環境で、新しい人たちとご飯を食べる、というだけでストレスを感じてしまいます。

でも、也哉子さんは、そんな「はじめて」を楽しめる力を蓄えていた……。
その瞬間に初めて出会う状況で、自分がどう感じ、どう変わるかを、逆に「面白がる」ことができる人でした。

さらに、こう教えてくれました。

「他人と比べず独自のものさしを持つ大人たちに
たくさん接してきているから、
『何者でもない私なんて恥ずかしい……』
と縮こまるメンタリティが少ないのかもしれません」。

私自身が、ぐいぐい引き込まれた也哉子さんのお話を、一生懸命綴りました。
ロングインタビュー、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!

1章はきれいのおへそ。

ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さんに、
平井かずみさんが、「きれいのための習慣」を教えていただいた様子をルポ。

描版画家の平澤摩里子さんの「きれいのおへそ」は
なんと、冷水で頭を洗うこと!

これ、私も試してみたら、めちゃくちゃ気持ちよかったです。

「代謝をよくして、体を整え、内側からきれいになれば、
自然にご機嫌な顔になる」

と教えていただきました。

モデルの山葉子さんのおへそは「何がきれいかは、自分で決める」。

誰かがいいと言っていたから、ではなく、
日焼け止めひとつから、自分で検索し、自分で選び、使ってみる……。

「『みんなが選んでいるから』ではなく、
『私が選ぶ』を大事にしたい。
それが、豆粒みたいな小さな自分を愛するってことだと思うから」

という言葉に深く納得しました。

料理家野口真紀さんの取材では、
なんと、ボクサーも通っているような、本格的なトレーニングジムへ!

筋トレにはまっているという真紀さん。
懸垂をする様子を撮影させてもらったのですが、
その腕の筋肉の美しいこと!

何歳からでも筋肉は育つ!
というお手本を見せていただいた気がしました。

これを機に、私は「お腹の浮き輪肉をなんとかするぞ!」と決意したのでした。(笑)

 

第2章は立ち直るおへそ

これは、私が今年の初め頃、どよ〜んと落ち込んだことがあって、
悲しいこと、傷ついたことから立ち直るためには、みんなどうしているんだろう?
と知りたくなって、作った章です。

大平一枝さんのおへそは、
悲しいことがあったら、「その場を離れる」ということでした。
つまり、解決できないことを解決しようとしないこと。
これって、意外に大事なことなんですよね〜。

東京ケイ子さんは、
自分の状態を俯瞰して、客観的に分析するそう。

算命学というものを私はこの取材で初めて知りました。
誰でも、悪い時もあればいい時もある。
その事実を知っておくだけで、
「今がすべてじゃない」と信じられる気がします。

写真家の砂原文さんのおへそは
「相手や状況を無理やり変えようとするのではなく、
自分のほうが変わる」ということ。

悲しいことの前で、それと戦わないで、
自分の心をするっと変えてみる……。
そのためには、「好きなこと」「得意なこと」をするのがおすすめなのだとか。

いつも一緒に仕事をしている砂原さんの本音を聞けて
とても刺激をいただいた取材でした。

今回、お会いするのを楽しみにしていたのが、精神科医の星野概念さん。

「心がボロボロのときって、
見た目にはわからなくても、
ひとりで歩いていたら危険な状態。
だから人の力を頼ることが大事です」

「自分が元気なときに、自分がどんなことで
機嫌がよくなり、緩まるのかをメモして
自分のトリセツを作っておくといい」。

プロの目から見た「立ち直るおへそ」は、どれもなるほど〜と膝を打つものばかりでした。

3章は、私もなかなか「きれい」がキープできなくて
困っていた「クロゼットのおへそ」。

スタイリストの小田原早織さんは、
仕事柄、別に部屋を借りるほど服を持っていたという方。

なのに、結婚、出産を機にクロゼットを見直し、とことん無駄をなくし
「”着ない服”をゼロにする」
と決めたそう。

いや〜!
この取材、楽しかったなあ〜。
「自分にとって、必要がないものを持たない、
という暮らしになると、人生がいい方向へ転がりだすんですよ」
という言葉に納得!

「自分にとっての適量がわかるようになり、
家の中のモノだけでなく、
食事も食べ過ぎなくなったり、
人間関係も頑張らなくていいと思えるようになって、
すべてが好転しはじめました」。

小田原さんのクロゼット、ぜひご覧ください!

 

そして!!

あのコンマリさんとお会いしてきましたよ〜。

いや〜。ちっちゃくて可愛らしくて、
でも、やっぱりめちゃくちゃしっかりもので、
さらに、どこまでもコンマリさんでした。

クロゼットの片付けは「感じることから始まります」とおっしゃる!

「そこにかかっている洋服は、
そのときの自分のときめきの基準を教えてくれるんです」
とコンマリさん。
だから、それを目を閉じて感じてみる……。

お会いして、あのコンマリメソッドの中核「ときめくものだけを持つ」という言葉の意味を
改めて知りました。

自分がときめくものだけを持つ。
だから。、人生がときめく……。

インタビューをぜひじっくり読んでみてください。


イーオクトの高橋百合子さんには、
今ある服を大切に着続けるための、洗濯のおへそについて伺いました。


私がパンを取り寄せている、
横浜のパン屋さん「on the dish」の店主、宮崎彩香さんのクローゼットのすっきりしていたこと!

持っている服は、ぜ〜んぶ大好き!
少ない枚数だからこそ、1枚への愛が大きくなる。

そんなことを教えていただきました。

今回ももりだくさん!
全部の取材が楽しかったなあ〜。
そのワクワクを、少しでもみなさんにお伝えできたら嬉しいです。

暮らしのおへそ vol.38」明日8月30日(金)発売です!
お手にとっていただけたら嬉しいです。

そして!
明日8月30日(金)20時より
編集部の木村愛ちゃんと一緒にインスタライブをする予定です。
@ichidanoriko2024
@kurashi_to_oshare

のアカウントで配信します。
ぜひ見てみてね〜!

 

今日もいい1日を〜


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