まずは「肯定」から入る

東京は37度とか、38度とか。
びっくりするような数字の日々が続いています。

それでも、早朝はまだ空気がさわやかで、
さるすべりの真っ白な花が咲きはじめたのを見つけたり、
どこかのお宅の庭先にブラックベリーの実が色づいているのを発見したり。
季節の巡りって、本当に美しいなあと感じます。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

東京都知事選挙が終わりました……。
東京の未来はどうなるのかなあ?

さて、私は「暮らしのおへそ」の執筆があともうちょっと。
出口の光がうっすらと見えてきて、ちょっとほっとしています。

そんな原稿てんこもりの中で、
先日「暮らしのまんなか」の発売記念のインスタライブを行いました。
見てくださった方、ありがとうございました〜!

一緒に仕事を手伝ってくださっている、
編集者️️&ライターの石川理恵さんが営む「こころの本屋」さんを
お借りしての配信。
あっつい中、料理家の麻生要一郎さんが、駆けつけてくださいました。
本当に感謝です……。

実は……。
インスタライブの段取りをあれこれ相談している中で、
麻生さんが、わざわざ来てくださることになり、
いちばん最初に麻生さんのお話を聞き、
終わったら退出していただく。
その後、本の1章〜3章までの内容を話す、
ということになりました。

が……。
本のページ立てでは、
1章〜3章でインテリアのページがあって、
最後の特集で麻生さんの料理ページがある、という順番でした。
私は、「順番通りにお話して、麻生さんは最後に登場いただいた方が
いいんじゃないかなあ」と
ちょっともやっとしておりました。

それでも、話しはじめたら楽しくて、
あっという間に時間が経ちました。

そして、終わって自宅に帰ってから
石川さんからのメールを受け取りました。

「麻生さんに最初に話していただいて、場が和んだのもよかったですね〜」って。

その通り!
ゆったり、優しく話してくださる麻生さんの口調は、
本当に周りにいる人の気持ちをほっとほどいてくれます。

そして、私は反省したのでした。
自分の「これが正しい」にとらわれすぎて、
他の人の意見を受け入れる余裕がなかったなあって……。

たまたま、その後NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
建築家の馬場正尊さんの回を見ました。
リノベーションの先駆者として、
「東京R不動産」のディレクターなども務める方です。

その馬場さんが、教えている東北芸術工科大学で、生徒さんと。
仕事の現場でスタッフと。
打ち合わせの場でクライアントと。
どんな人と接するときに
「まずは、肯定から入る」
と語っていらして、ガ〜ンと頭を殴られたような気分になりました。

そっか……。
まずは肯定から……。

私は、それができていないんだなと思い知りました。

自分がしっかりしなくちゃ。
ちゃんと意見を持たなくちゃ。
やりたいことをやりたい。好きなことを好きって言わなくちゃ。
という思いが強いあまり、
誰かが意見を言っても
「いや、そうじゃなくて、私はこう思う」
とつい言ったり、言葉にまでしなくても、胸の中でつぶやいてしまいます。

夫には
「そうじゃなくて、〇〇なんじゃない?」
と否定することばかり……。
ち〜ん。

馬場さんは、「建築」ではなく「風景」を作っている、とも語っていらっしゃいました。
建物を作ったら、完成したその後に、そこに集う人によって、風景が生まれてくると。

 

暑い日にはアイス! このピスタチオ、おいしかったなあ〜

 

今日の朝届いた、勝間和代さんのサポートメールのテーマは「思いやりは人生を助ける」でした。
「思いやりというのは何をするかというと、自分の拡張なのです」
という言葉に納得!

「自分の範囲を自分以外の人までどんどん拡張すればするほど自分が広がりますし、
自分ができることも増えますし、とてつもなく自分の能力が上がっていくのです」と。

自分の正しさ、自分の意見、自分の在り方に固執するのでなく、
誰かの言葉を丸ごと受け止めて、
私と相手の境界線をぼやかしてみたら、
自分の喜びだけでなく、相手の喜びまで自分のものになって、
自分の幸せだけでなく、誰かの幸せでワクワクできて、
ハッピー度がぐい〜んとアップするのかも。

まずは、耳を済ませて、人の言葉を「へ〜〜!」と聞くことから始めてみたいと思います。

みなさま、今日もいい1日を


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