みんな大好き!

この写真は、ちょうど1週間前の金曜日、午後7時ぐらいの恵比寿です。
この後、まさか、あんなことが起こるなんて!!!

私は、平井かずみさんと、中川正子さんとご飯を食べに行く約束をしていました。
ふたりに任せっぱなしで、
お店も知らされてないし、どこ行くのかなあ〜と思っていました。

「恵比寿駅東口を出て動く歩道をず〜っと歩いて出たところあたりで待ち合わせましょ〜」
と平井さんからラインをもらっていました。

で!
「着いたよ〜」とラインを送ったら
走ってきたのは中川さん。
「ちょっとかずみちゃん、仕事が終わらないみたいだから、
まずは皓(しろい)=平井さんのアトリエへ行きましょう」とのこと。
「へ〜、そうなんだ〜」とついて行くと……。

アトリエの扉を開けると真っ暗で、
キャンドルが灯っています。
え? なになに?
と思ったら、
そこに、大勢の仲間たちが待ってくれていました。

なんと、私の還暦祝いのシークレットパーティを準備してくれていたというわけ!

いや〜、びっくりしたのなんの!
平井かずみさん、中川正子さん、イイホシユミコさん、後藤由紀子さん、星芽衣さん、そしてなんと松江からわざわざ駆けつけてくれた板倉直子さん、
お料理を作ってくれたのは、「あたらしい日常料理ふじわら」の藤原菜緒さん、
そして、カメラマンの枦木功さんと、有賀傑さん。

平井さんが中川さんに声をかけて計画開始。
ふたりで、赤いものをたくさん探してくれたそうです。
赤いテーブルクロスは、花を包むときのロール紙だそう。
赤いキャンドルは、中川さんが岡山のフリーマーケットで見つけてくれたのだとか。
そして、60の数字とその周りのバルーンは「amazon」で。

この日は、早くからみんなで準備をしてくれたそう。
風船を膨らませてくれたのは、枦木さんと有賀さん。
ガーランドに紐を通してくれたのはイイホシさん。

そんなみんなの手間と時間が、もうありがたくて、嬉しくて、私はずっと泣いていたのでした。

赤いケーキはダロワイヨのもの。
そして、赤い薔薇60本は、ちゃんと茎の棘が外してありました。
聞けば、みんなで1本1本棘をとってくれたのだと言います。

も〜!そんなにも手間をかけてくれたなんて!

みんなが寄せ書きをしてくれた色紙もいただきました。

ちょっと落ち着いてから、ご飯をいただきながら、
「どうやって準備をしたの?」という話を聞きました。

平井さんが仲間みんなに声をかけ、
日程を調整してくれたそう。

みんなが口々にこう語っていました。

「もう、平井さんがいちばんよく動くし、いちばん一生懸命で、
120%の力で準備するんだよね」って……。

平井さんがこの日のために生けてくれたのは、赤いダリア。
さらに、プレゼントまで用意してくれていて、
胸の周りに赤いラインがついた上質なパジャマをいただきました。

「板倉さんにプレゼント、何がいいですかね?って相談したら、パジャマがいいんじゃない?
って言ってくださって」と平井さん。

ラッピングは、板倉さんがしてくださったそうです。

最後に平井さんがこう言ってくれました。

「一田さん、いつも『私は友達少ないから』って言うでしょう?
そんなことないんですから!」

はい!
この大事な友人たちとの時間を、一生忘れないと思います。

そして、これほど誰かのために、夢中になって、全力で、
何かを企画し、準備してくれる、という姿を、ぜひ私も真似したいなあと思いました。

誰かが誰かのお祝いを全力でして、また祝われたその人が、誰かのお祝いを全力でする……。
そんな循環が生まれたら、みんながハッピーになりそうです。

有賀さんが撮ってくれた写真

ここまで、なんとか仕事で頑張って、一人前になろう!
とジタバタしてきたけれど、
60歳からは、そんな「ひとり勝ちしてやるぞ!」っていう
オラオラ心は捨てて、
周りの人の心に、ぽっと灯を灯せる人になりたい……。

そう思わせてくれた記念日でした。

みなさんは、どんなお祝いをしたり、してもらったりするでしょうか?

今日もいい1日を〜


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