実る努力と実らない努力の違いって?  by みやぞん

昨日の東京は、大雪が降り、あれよあれよと言うまに
びっくりするほど積もりました。
今日は、朝のウォーキングはお休み。
久しぶりに二度寝をしました(笑)

みなさまの地域はいかがでしょうか?

私はちょうど原稿てんこ盛りの時期なので、
どこにも出かけず昨日も、そして今日もパソコンに向かう予定です。

さて!
「あ、これも!」「おお、こっちも!」
と、同じようなことを言っている言葉が
自分の周りに集まってくる………という体験をしたことはありませんか?

最近の私はそんな感じ。

昨日、インスタのリールを見ていたら
お笑い芸人のみやぞんさんのインタビューショート動画が流れてきました。
その言葉に思わず吸い込まれました。
それが、「実る努力と実らない努力がある」というおはなし。

「努力は実る、努力しても実らない、と言うけれど、
どっちが本当なのかなあと思って……。
僕が思うのは、苦労した、つらい努力は実らない。残念ながら。
僕もいままでいろんな仕事をして、挑戦してきたけれど、
辛くてやりたくなくて、苦痛にゆがんで
でも、これを乗り越えたら! と思ってもいいことない。
でも、側からみてて、努力してるなあと思われても、
やってる本人が楽しければ、それは実る。
プロ野球選手が毎日走って、自主練して、
周りからみれば、すごい努力だなあと思うけれど、
本人は、うまくなっていく自分が嬉しいんですよ。
だからできる。好きだから。
でも、僕がそれをやろうとすれば、つらいからできない。
だから、つらい努力は実らない。
それが、実る努力と、実らない努力だなあって」

いいこと言うね〜! みやぞんさん!

確かに、私は「書く」ことなら、
締切が迫って、せっぱつまっているときは、苦しくはあるけれど、
書くプロセスそのものは楽しいのです。
テニスのレッスンだって、しんどいけれど楽しい!

だとすれば、「つらいだけの努力」は、潔く手放した方がいいのかも。
というか、何かに「頑張ろう!」とするとき、
それが、「つらいか」「大変だけどなんだか楽しい」のか?
自分によ〜く聞いてみる必要があるのかもしれません。

夜、ご飯を食べながらテレビを見ていたら
「youは何しに日本へ?」という番組で、アメリカから来日した医師の様子を紹介していました。
趣味が陶芸で、笠間に自分の家と工房、穴窯まで持っているという……。
そこで密着取材を開始。

笠間で初めての火入れをし、周りの仲間に助けてもらいながら、
120時間窯を炊き続けていました。
その大変なこと!

でも、最後に彼はこんな話をしていました。
「簡単な人生がいいか、面白い人生がいいか。
僕は面白い人生がいいんだよ」って。

私は、ときどきフリーライターという不安定な職業ではなく、
会社に勤めて、退職金をもらい、厚生年金があったら、
こんなに老後が不安にはならなかったよなあと思うことがあります。
でも……。
きっと、私はこうしか生きられなかったんだろうなあとも思います。
あのアメリカ人が言ったように「面白い人生」を選んだんだよなあって。
だったら、多少不安定でも、面白い人生を目一杯面白がるしかないのかもしれない……。

陶芸大好きyouの様子は、こちらで読むことができます。

大変か、大変ではないか?
つらいか、楽しいか?
それを測る、みんなに共通したメジャーなんて、ないんだろうなあ。
同じように、大汗かいて、大変そうな顔をしていても、
それがめちゃくちゃ辛い人もいれば、
そのプロセスがすごく楽しい人もいる。

要するに、適切な場所で、自分の心にあった適切な努力をするのがいちばん!ってこと。
人生後半になって、時間も体力も気力もなくなってくるからこそ、
この「適切な場所」にいられるよう、自分の身の回りを点検したいと思います。

足元が悪い中、出かけられるみなさま、どうぞお気をつけて。
今日もいい1日を!


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