悲しい日でもご飯はおいしい。

怒涛のインスタ騒動の一昨日から昨日までを経て、
ようやく新しい朝がやってきました。

朝焼けを見つつ歩きながら、
なんとか、このまま穏やかなインスタライフが続きますように、と祈りました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

歳を重ねて、ちょっとは上手になったかな? と思うのが、
「あ〜あ」と思うようなbad thingが起こったとしても、
1日を、そのことだけに乗っ取られないようになったこと。

さすがに、昨日の朝は朝食も喉に通らなかったけれど、
昼になれば、スープを作ってトーストを焼き、
仕事に出かければ、空がきれいだな、と見上げ、
最悪のことが起こっていながら、
もう片方の手でright thingを受け取ることが、やっとできるようになってきました。

まさに、斜めにジャンプ、です!

騒動が起こる少し前、紅玉で林檎ジャムを煮ておりました。
私は、毎年文旦で1年分のジャムを作るのですが、
さすがに1年はもたずに、10月ぐらいでなくなってしまいます。
そこで、季節の果物をさっと煮て、ジャムづくり。

りんごのジャムは、ごろごろとした形が残るぐらい
さっと煮て仕上げるのが好き。
りんごの総量の70%ほどの砂糖とレモン汁を加えて、
中火ぐらいで煮ます。

この「中火」というのがコツかなあと思います。
以前は、コトコト弱火で煮ていたのですが、
そうすると、なかなか水分がとばずに、さらさらの仕上がりに。
ちょっとねっとり目の仕上げたい場合は、
中火で、ブクブク泡が立ち続けるぐらいにするとうまくいくような気がします。

仕上がったら、保存ビンに移します。
りんご4個でも、weckの500mlの保存瓶1個分ほどにしかないため、
すぐに食べ切ってしまいます。
だから、煮沸消毒や脱気などもいい加減……。

ただし、瓶に移し替えたら、鍋が熱々のうちに、洗ってしまうのがポイントです。
冷えてからだと、ジャムのベタベタがなかなか落ちなくて大変なことになるので……。

こうしてツヤツヤのゴロゴロりんごジャムが完成しました〜!

昨日、朝食が喉を通らなくて、
やっとブログを書いてみなさんにお知らせし、ほっと一息。
昼食にカブのポタージュをつくり、
トーストに、ジャムをてんこ盛りにしてガブリ!
『うんま〜い』と思わず声に出した自分に、
ああ、私も、bad things に乗っ取られないように、
ちょっとは成長したかなあと思ったのでした。

はは。のせすぎ?

 

そして、午後から仕事に出かけようとした直前、
宅急便やさんのお兄さんが荷物を届けてくれました。
「暮らしのおへそ」でお世話になり、博多阪急のイベントでもお世話になった
熊本 on the booksの千春ねえさんから。

開けてみると……。

「まずは、食べて元気だして!」のメッセージに思わず涙しました。
そして、新米とご飯のお供が!

インスタ騒動、相当大変でぐったりしたけれど、
こんなふうにいろんな方の温かい心遣いを感じられたことが、
本当に幸せでした。

そして、私も誰かがちょっと弱っていたら、
さっとこんな行動が起こせる人になりたいなあと思いました。

千春ねえさん、ありがと〜!

みなさま、今日もいい1日を。


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