不安だったり、こわかったり。だったら斜めにジャンプ!してみませんか?

昨日は満月でしたね〜。
満月の夜は、東京タワーの上半分が消灯されるそうです。
つまり、東京タワーのライトアップが消えていたら「今日は満月!」っていうわけ。
なんだか、粋ですね〜
今朝は、まんまるなお月様に見守られながら歩いてきました。

東京は今日は暖かくなるようですが、
日本海側は雪なのだとか……。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて!!!!
いよいよ本日「歳をとるのはこわいこと?」(文藝春秋)が発売です〜!!
amazonで予約してくださった方には、ちょっと早めに昨日届いた地域もあったよう。

この本は、私が今まで手がけてきた本の中で、いちばん長い時間をかけて、
いちばん何度も書き直して、書き上げたものです。
書き始めたのは2年ほど前。

1本1本のエッセイは、ひとつのテーマに沿っているのではなく、
あっちで経験したこと、こっちで出会った人、
うちで料理を作ったこと、映画を見たこと、資本主義のこと、など
いろんなエピソードをあえてミックスし、
そこに共通する「ひとつの軸」を見つけ出す、という、
私にとっては新しい方法で書きました。

そして、伝えたいことも、とてもはっきりしています。
これは、自分に自信が持てなくてなかなか「これです!」と言い切ることが苦手な私にとっては
珍しいこと。
いつもは、本を出すときには「私はこう思ったんですけど……。よかったらどうぞ……」
と腰が引けていました。

でも!
今回は、声を大にして「これいいよ!」って言いたいのです。

それが、ここ数年の間で、ず〜っと考え続けてきた
不安だったり、こわかったり、うまくいかなったり、悩んだりしたら、
「斜めにジャンプ!」してみればいい!ってことです。

この「斜めのジャンプ」は、最近の私の大発明だ!って思っています。
ふふ。

ず〜っと「こわがり」の人生を送ってきたけれど、
「こわい」を分解してみたら、
「こうしたら」→「こうなる」っていう、なぜだか思い込んでいる方程式が誰の胸の中にもあって、
そこには、答えがひとつしかなくて、
その答えを手にできなくなるんじゃないか?
と思うから「こわい」のだ、とわかってきました。

つまり、正解がひとつだけだから、
それが手からこぼれ落ちるのがこわい……。

だったら、その「ひとつ」を諦めて、
「こうしたら」→「ああなる」って、
まったく別の方程式を組み立ててみればいいんじゃないか。
そうして、たったひとつと思っていた答えの横に
もうひとつ別の答えがあるって、気づけばいいんじゃないか、
と思ったというわけ。

頑張れば、誰かに評価されたい、と強く思っていると
評価が得られないと苦しいけれど、
評価を受けなくても、「それ」に一生懸命になった時間をよし、
と思えばいい。

ママ友たちと、仲良くやっていきたいのに、意見が合わない。
だったら、
無理に仲良くするよりも、
別の友達を探して、ちんまりとふたりでお茶をすれば、
ほっとするかもしれない。

歳をとって、できないことが増えることが怖い、
と思ってきたけれど、
「できる」数が減ったなら、
少なくなった残りのものを、じっくりゆっくり味わえばいい。

「斜め」にあるものを見つけてみたら、
今までとまったく違う「幸せのかたち」を見つけたみたいで、
なんだかワクワクしてきました。

この本では、そんな「ちょっと斜めにずれてみる」体験を、
いろんな角度から綴っています。

今、なんだかもやもやしているものを感じていたり、
未来が漠然と不安だったり、
もっとキラキラした何かを見つけたいと思ったら、
みんなで、Let’s 斜めにジャンプ!

そうしたら、きっと何か新しい扉が開いて、
新しい世界を見ることができるんじゃないかと思っています。

一緒に「斜めにジャンプ」してみませんか〜?

 

歳をとるってこわいこと?」本日発売です。
(地域によっては、書店に並ぶ日にちがずれる場合もあります)
見つけた、お手にとっていただけたら嬉しいです。

そして、どんな斜めのジャンプがあるか、
新たに発明されたら、ぜひ教えてくださいね〜!

 

今日もいい1日を〜。


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