できないことがあっても、できることを丁寧に。By いちだ母

昨日の東京は、ヒョウが降ったようですね。
びっくり!

大阪はとてもいいお天気で、阪急うめだ本店での「大人になったら、着たい服」
の初日が無事あけました〜!

私は、2日ほど前から関西入りし実家へ。
上は実家から見た朝焼けです。

父の病院に付き添ったり、
母が衣替えするのに、押入れの天袋から箱を取り出すことが
もう危なくてできなくなったので、手伝ったり。

母は、重たいものを持ち上げることができなくなって、
ベッドカバーも重いので
かけることをやめたのだと言います。
「お客様がいらっしゃるときだけ、かけるのよ」
と言っておりました。

その代わり、起きてから窓をあけてふとんをめくり
風を通してから、布団をピシッと引っ張って整えます。
その「ピシッと」っぷりのきれいなこと!
私が自宅で、てきと〜にベッドカバーをかけて、
曲がっていたり、皺だらけの姿より、
ベッドカバーをかけない母のベッドの方が、ずっと美しかったなあ。
できなくなったら、「できること」だけを丁寧に。
そんなことを教えてもらった気がします。

私が幼い頃から持っていたぬいぐるみも、
きちんとクリーニングに出して、いつもさっぱりした顔で迎えくれます(笑)。

昨日、私がイベントのために出かけようと
Dajaで購入した「ハンドルーム ウイメンズ」のワンピースに着替えていたら
「ちょっと寂しいんとちがう?」と母。

それで、出してきてくれたのが
もう30年か40年ぐらい前に父が出張で海外から買ってきたという
「ジョージジェンセン」のブローチでした。
ふたつを並べてつけてみたら、なるほどいい感じ!
「これ、もう私は使わないからあげるわ」
「やった〜!」と
ありがたくいただきました。

初日、ワンピースの胸元につけていたら、
みんなに褒めてもらえて嬉しかったなあ。

「大人になったら着たい服」で取材をさせていただいた、池田さんが東京から旅の途中にお友達と一緒に立ち寄ってくださいました。

 

こんな何気ない実家でのやりとりが、
あとどれぐらい続けられるのか、と思うと胸がぎゅっと痛くなるけれど、
母のように「できないこと」ではなく「できること」を丁寧に。
「今」という時間を大切にしたいなあと思います。

昨日は来ていただいた方に、
この「日々のこと」を「いつも読んでいます」と声をかけていただいて
本当に嬉しかったです。

今日も、張り切って店頭に立ちます。

今日はなんと出店者のみなさんによるファッションショーがあります!
レッドカーペットの上を、音楽に合わせてみなさんがモデルになって歩きますよ〜。
みなさん、ちゃんとプロによる
ウォーキングのレッスンも受けて!!
私はMCを務めます。

初めてのことをやるってドキドキ!
でもこのドキドキが、イベントにフレッシュな風を吹かせてくれると思います。

お近くのみなさん!ぜひ、出店者の方々の初舞台の姿、
見にいらしてくださいね〜。
インスタライブでの配信もあります。

今日もいい1日を〜!

 

 


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