おへそのまねしんぼ  出汁なんてとるの面倒くさい!という日に

台風の通り道にお住まいの方、大丈夫でしょうか?
今回の台風は長いですね〜。
東京もずっと曇りの日が続き、今朝ようやく朝日が顔をのぞかせました。
みなさま、いかがお過ごしですか?

さて!
「おへそ」の取材の後は、そこで知ったことを自宅に持ち帰り、
あれこれ「まねしんぼ」してみるのが、何より好きです。

今回「小さなおへそ」で取材させていただいたのは、松山で「椿倶楽部」という和食屋さんと
「歩音(あるね)」というオリジナルの調味料や雑貨を販売するお店を営む黒川あゆみさんでした。

美人さんで明るくて、しっかり者の男前!
お話したとたん、大好きになる方でした。

そんなあゆみさんがオリジナルで作られたのが、一番上の写真の出汁パックです。

私は基本的には昆布と鰹節で出汁を取り、小分けにして冷凍ストックしています。
でも……。
仕事が立て込んでくると、出汁を取るのが面倒になる……。
冷凍したものがあるのに、解凍して……とその手順を考えると
「もう、今日は煮物はパスしよう」と思う……。

そんな、いちばんダメダメな時の自分にプレゼントしてあげたくなるのが、
この出汁パックなのです。

先日も、原稿の締め切りをかかえ、「あ〜、夕ご飯作るの、面倒くさい!」って思っていました。
干物を焼いて、サラダ作って、冷奴にして……。
でも、やっぱり醤油味の煮物が一品あったら、おいしいご飯になるよなあ〜。
でも、ちょうど昨日冷凍の出汁も使い切っちゃったしなあ〜
と悶々としておりました。

で!
出汁パックで作ってみることに。

い〜ちばん簡単な、仙台麩の煮物にすることに決定。
(これ、坂下真希子さんに教えてもらったもので、以前このブログでもご紹介しましたよね)

これ、買ってストックしておくと、とても便利。
まずは、玉ねぎをスライスして、舞茸と一緒に鍋にポイ!

本来は、ここで出汁を入れるのですが、水を加えて……。
あゆみさんの出汁パックの大きな特徴が、
パックを破って、中身をまるで調味料のように使えること。

中の粉末は、真いわし、いりこ、かつお、あじなど、
国内産天然素材だけ。
保存料や化学調味料、エキス、アミノ酸などの添加物が一切加えられていないのが嬉しい!

そんな天然素材に旨味をプラスしているのが、
同じく「歩音」オリジナルの黒め塩です。

この粉末を鍋にほんの少しだけパラパラ加えて……。
(以前ひと袋入れたら濃いすぎました。それほど味が出ます!)

残った粉末は、こんな感じで次回のためにストックしています。

仙台麩をカットして加え、醤油、みりん、酒をてきと〜に入れて10分ほど煮て、最後に卵でとじたらできあがり〜!
あっという間です。

そう!
つまり、この出汁パックは、砂糖や塩のように、調味料として使えちゃうというわけ。
しかも、おいしい!

今の季節なら、誌面でもご紹介している茄子の煮物もいいし、
親子丼などもすぐできちゃう!

煮物だけでなく、水出ししてストックしておけば、おひたしがすぐできるし、
(取材の際にあゆみさんが作ってくれた、小松菜としめじのおひたし、めちゃおいしかったなあ〜)
炒め物などにもパラパラ入れると、味がばっちり決まります!

煮物をはじめ、出汁の味のきいたおかずが一品あると、
私はとっても幸せな気分になります。
でも、面倒くさい!
そんな時に、このパックがひとつあれば、ものすご〜く気がラク!
ああ、作ってよかったなあ〜と、
白いご飯に煮物を添えて、ニコニコといただきます。

前述の黒め塩もめちゃくちゃおいしくて、
サラダにパラパラかけて、オリーブオイルとレモンを回しかけるだけで奥深い味だし、
カレー塩は、フライドポテトにぴったり!
こちらも、手放せない調味料となりました。

取材のたびに、ラクチンなんだけどおいしい、というアイテムが増えて嬉しいです!

通販でも購入できるので、みなさまよかったらぜひ試してみてくださいね〜。

そして、昨夜「暮らしのおへそラジオ」の第9回がアップされました。
「清潔のおへそをつくるためのアンテナって?」ということを
愛ちゃんと一緒におしゃべりしております。

グーグルポッドキャストはこちら。
スポティファイはこちらから。

みなさま、今日もいい1日を!

 

 


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