夫に「ありがとう」と言いたくなった日!

 

気持ちのいいお天気が続いています。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて……。
上の写真は私の朝ごはんです。
朝はフルーツだけの方が、眠くならなくて体が軽くなるので、この季節はバナナとりんごとみかん。
実はこれ、原稿を書いて、取材に出かける用意をして……
とバタバタと動き回っている間に、夫が用意しておいてくれたもの。
ラップが置いてあるのは、りんごを半分だけ食べて、あとはラップをかけてとっておく……
ということを知っているから。

ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく」という本を書いたように、
普段、いっぱいムカつくことがあるし、「も〜、なんでそ〜なのよ!」と文句を言う
こともあるけれど、基本的にはとてもよく気がつく人です。
ありがたい……。

9月に、実家と行ったりきたりしていたことを以前書きました。
東京に戻って、髪の毛を切りにいったときのこと……。
サロンで髪の毛を洗ってもらいながら、その時の状況について話をしたら、
「ご主人は大丈夫なのですか?」
と聞かれました。
もちろん、私も週の半分を実家で過ごしていたので、夫のご飯が作れないことを
申し訳ないなあと思っていました。

するとそのスタッフさんが
「私は、以前母の具合が悪くなって実家に戻ろうかと考えたとき、
『おれはどうなる?』と夫に言われて、姉に任せるしかなかったんです」
と教えてくれてびっくり!

そっか……。
私は実家の両親のケアをするなら、飛んで帰る、しか選択肢がない、と思っていたけれど、
それは、夫の協力あってこそだったんだなあと、改めて思い知りました。

実家との行き来がひと段落し、自宅に戻って、約1か月が経ちました。
その間、なんだか不思議な感覚だったのです。
「実家」というもうひとつの時間が加わったことで、
「当たり前」と思っていた自宅での暮らしを
ひと回り外から見つめ直しながら暮らしているような感じ……。

その中で、改めて感じたのは、実はわが夫は、私の暮らしをすごくサポートしてくれていた、
ということでした。
昭和の男で、なんにもできない父を見たからでしょうか。
夕飯が終わって洗い物をしてくれること、
私が洗濯機を回しておけば、洗濯物を干しておいてくれること。
シーツを洗おうとベッドからはがしていると、
何にも言わなくても庭に、ふとんを干す用の物干しを運んできてくれていること。
どれもがありがたい!

以前は「ふたりとも働いているんだから、当たり前やん!」と思っていたのです。
でも、そうじゃないんだなあ。ありがたいんだなあと
手を合わせたい気分になりました。

健康でありがたい。
好きな仕事ができてありがたい。
おいしいものが食べられてありがたい……。

世の中には、ありがたいことがいっぱい!
なのに、なかなか気づくことができないものですね……。
小さな「ありがたい」をポケットに集めて、ハッピーな毎日過ごしたいなあと思うこのごろです。

みなさま、今日もいい1日を。


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