幸せな方の椅子に座る!

今日は朝から雨が降っています。
昨日「大人になったら着たい服@伊勢丹新宿店」のイベントが終わりました。
いろんな方が来てくださって、出展者の方は優しくて、
伊勢丹スタッフの方のプロ魂に触れて、
本当に幸せなイベントでした。
みなさま、ありがとうございました。

さて。
実はライター塾の卒業生に声をかけて「ライター塾サロン」というオンラインサロン を運営しています。
みんなが暮らしの中で見つけた小さなことや
自分の仕事のこと
それぞれが住む街のこと
などを綴る他、
「企画実験室」と題して、自分の企画を立ち上げたり、
私は、「フリーライターとして食べていけるようになるまで」というぶっちゃけ連載を書いたり……。

北海道から九州までの方がいらっしゃって
職業も家族構成もさまざま。
いろんな方が投稿くださるたびに、
ああ、みんなそれぞれ自分の暮らしを持っていらっしゃるんだなあと胸が熱くなります。

毎月手作りの和菓子にまつわるお話を投稿してくださる方。

 

陶芸をやりながらイラストも好きで、
インスタに「イラスト投稿します!」と宣言した方。

ご主人と営む洋菓子屋さんで、自分はどんな役割を果たせるだろうか?
と悩み、考え、それを文章に綴ってくださる方。

などさまざまです。

 

その中で、思わず涙した素晴らしいお話を書いてくださった方がいらっしゃいます。
投稿の題名は「幸せな方の椅子に座る」

サロンが始まった頃は、ご主人が闘病中でした。
そして、最近天に召されました。
さぞかし大変な毎日だっただろうと思うのですが、
その中でなんとか前を向こうと見つけた光が
悲しいことがあっても、苦しくても、
日々の中には必ず「幸せの椅子」があるということ……。

そして、「幸せじゃない方の椅子」に座るか「幸せな方の椅子」に座るかは
自分で選べるということ……。

この投稿を読んだとき、
パカっと新しい扉が開いたような思いでした。
そうか、今ここにある「幸せな方の椅子」に自分で座ればいいんだって。

それは、そんな大袈裟なことじゃなくても
忙しくてイライラした顔になるより、ちょっと深呼吸してニコニコ笑って「おはよ〜」
と言うことでもいいし、
「あ〜、つかれた」と肩を落とすより、
「あ〜、この仕事ができてよかったなあ」と感謝することだったり……。

このお話を聞いて、ふとしたきっかけに
「私の幸せな方の椅子はどこだろう?」と辺りを見渡すようになりました。

サロンの中で、いろんな方の生活の中から生まれた文章を読むことは
本当にワクワクします。
どんなに自分の体験がちっぽけだと思っても
書いて、誰かに伝えることで、その体験が誰かの生活の中で芽を出し育っていく……。
自分ひとりでできることはほんの少しで、
誰かの話に耳を傾けるって、大事ですね……。

みなさんの「幸せな方の椅子」はどこにあるでしょうか?

今日もいい1日を!


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