片づけたいけど、片づけたくない。その境目を上手に行き来するのが「大人の片づけ」

台風の季節、みなさんのお住まいの近くは大丈夫だったでしょうか?

さて!
いよいよ本日9月16日(木)新刊「大人の片づけ」(マガジンハウス)が発売になります!

表紙は、ポイポイ放り込む方式にしている靴下のかごの写真です。
実は、以前は靴下がこの3倍ぐらいありました。
「無印良品」の押入れ用引き出し1段がぜ〜んぶ靴下。
なのに、今日着ていくネイビーのパンツに合わせる、ちょっと短めの靴下が見つからない………。
長いのじゃなくて、「ちょっと短いの」が履きたいのに……。

そこで、2段階に分けて、靴下を減らしたのです。
まずは「高いやつ」と「安売りのやつ」に分けて……。
ワンシーズンで「さよなら」するものを決め、「せ〜の」で処分する。

今では、必要なものがすぐ取り出せるようになりました。

こんな風に、大雑把で超面倒くさがり。
出したものを元に戻すことも苦手だし、細々片付けるなんていう時間もない……。

そんな私が「片づけ」の第一歩を踏み出すのは
「イ〜〜〜ッ」となること。
つまり、「今日履きたい靴下がない〜〜! イ〜〜〜〜ッ!」っていうわけ。(爆笑)

この本には、整理整頓の「正解」が書かれている訳ではありません。
「片づけ面倒だな〜」
「時間ないしなあ〜」
「ま、いいか」
「とりあえずこうしとこか!」

という普段の私が
「でもねえ〜」とつぶやきながら、
「やっぱり」と腰を上げる、
そんな「やる」と「やらない」のギリギリの境目について書きました。

「片づけきらいだしなあ〜」
と思うんだけど
でも、ごちゃごちゃした部屋で過ごすのもイヤ。

そこで、どうするかと言うと………。
「片づけイヤ」<「すっきり気持ちよい部屋でお茶を飲む」
という方程式を作る方法を考えること。

例えば……。

1、片づけなくても、見た目だけすっきりする方法を見つける。
2、きらいだけど、これならできる、という片づけ方を発明する。

などなど。

要するに、気持ちよく過ごせればそれでいい。

だから、副題には「できることだけやればいい」
と書きました。

私は暮らし周りのライターとして、収納や片づけの記事をたくさん書いてきました。
そして、取材をして真似をして、「やっぱり私には無理……」と落ち込んで……。

そんな中で学んだのは、「できないことを無理してやる」と
絶対にうまくいかないってこと。

だったら、「上手にやろう」「正しくやろう」と思うのをやめよう!
と考えた、というわけです。

そうしたら!!

「できることだけやる」ようになった方が、
以前より、ずっと部屋がすっきりと整うようになりました。

そんな、王道の「片づけ」ではない、
ちょっと斜めから見た「片づけ」。
自分ができることだけ、というわがままな「片づけ」を
「大人の片づけ」と名づけて綴りました。

 

さらには、人生後半になって「これから」を考えながら、
「時間の片づけ」
「人生後半のものの持ち方」
などについても書いてみました。

 

本日発売!
「大人の片づけ」--できることだけやればいい(マガジンハウス刊)
もしよかったら手にとってみてください。

 

 

今日も、いい1日を!

 

 

 

 


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