いっつも同じでいいのかな?と不安になる日

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昨日の東京は久しぶりに日の光がさし、あわてて布団を干してシーツを洗いました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて。
「暮らしのおへそ」の原稿執筆が佳境で、やっと少し出口が見えてきたところ。
仕事場は、ごらんの通りしっちゃかめっちゃかです。苦笑

 

1週間ぐらい、ずっと家に籠もっているので、暮らしに大きな変化もなく
ここに書くことも単調になっちゃっているよなあと
ちょっと後ろめたい気持ちになっていたこのごろ……。

昨日、佐渡嶋康平さんのnoteで、面白い記事を見つけました。
「企画力よりも大事な持久力」というタイトル。

佐渡島さんは、元講談社の編集者で、「宇宙兄弟」や「働きマン」など
数々のヒット作を担当し、「もっと作家さんに寄り添うために」と独立して
作家のエージェント会社「株式会社コルク」を立ち上げた、という方です。

新人漫画家を育てるのも仕事だという佐渡島さん。
かつて編集者だったときは、「ホームランを打たなくちゃ」と発破をかけていたのに、
今は、「ホームランじゃなくていい、ヒットじゃなくてもいい。毎日漫画を描こう!」
とアドバイスするようになったのだとか。

「毎日、打席に立ち、どれだけ空振りをしても恥じることなく立ち続ける。
そういう努力をした人は、いつか毎日のようにヒットを打ち、
気がつくとたまにホームランを打つようになる」
と書いていらっしゃいました。

「ゆっくりとした成長は、前に進んでいないように感じて、じれったいかもしれない。
でも、一年という単位で振り返ると、全く違う場所へたどり着いている」とも……。

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そっか。
私もコツコツやろう……と改めて足元を固める大切さを教えていただいた気がしました。
本当に好きなことでないと、毎日続けることはできません。
花を生けるのが好き。
料理をするのが好き。
子供と遊ぶのが好き……。
私も「書く」ということが好きということだけは確か……。

でも、いくら好きでも、ずっと同じことを続けていると、
どうしても結果や成果が欲しくなる……。
「これを続けている意味」を知りたくなります。

ただ、どんなに結果が欲しいと望んでも、
それは、自分の力でどうにかすることができません。
誰かが評価してくれて、初めてそれは姿を見せるものだから。

だったら、できることはやっぱり、
自分ができることをコツコツとやるしかない。

毎日、みんなをあっと驚かせる出来事は起こらないけれど、
私は私の暮らしの中で拾い上げたちっちゃなことを
これからも日々書いていこう、と思ったのでした。

お母さんが毎日料理を作っていると、
それは子供の記憶に必ず残ります。
仕事で毎日「おはよ〜」と挨拶していたら、
おやすみすると「寂しかったよ」と言ってもらえたりします。
「私がここにいる意味」って、そんなちっちゃなことでいいんだよな、
と思うこのごろ。

みなさんがコツコツ続けていることってなんでしょう?

 

今日もいい1日を!

 


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