「何もしない時間」を毎日の中にどう組み込むか。それが問題だ。

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マウイ島から帰って、日没前に駐輪場に着くと、「よっしゃ!」とガッツポーズをするようになりました。
ここにもちゃんとサンセットがあります。

不安定な状況が続きますが、みなさまいかがおすごしでしょうか?
旅行から帰って、ドラッグストアやコンビニのトイレットペーパー&ボックスティッシュの棚が
すっからかんになっていることにびっくり!
我が家のストックも少なくなってきているので、今まで無意識に2〜3枚シュシュッと
取り出していたティッシュを1枚にしたりと、意識するようになりました。
1枚でも十分なんだなあと実感するこのごろです。

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さて……。
以前もお伝えしましたが、「暮らしのもやもやを整える」で、
「メモの魔力」の著者、前田裕二さんを取材させていただいて以来、
「無印良品」の小さなメモ帳に、心に触れた言葉をメモするようになりました。

これをお風呂に持って入り、見直すのがいつもの日課。
もちろん、毎日やっているわけではなく、
1週間ぐらいさぼって、メモの存在なんて忘れ去ることもしょっちゅうなのですが……。

旅から帰って、心のスポンジをギュッと絞って、吸収力がアップしているのか、
ここ数日、facebookやinstagramを見ていても、小説を読んでも、ラジオを聞いていても
小さな言葉がビンビンと心に響くようになりました。

メモ帳を広げるたびに、
ああ、旅の前は、私はなんていっぱいいっぱいだったんだろう……と思います。
同じ世界を見ていても、
小さな言葉の前を素通りするか、拾い上げるか、
大きな違いが生まれるんだなあと。

そして、「何もしない」って本当に大事なんだと改めて実感している最中。

自分が何に「気づく」かは、自分の意志でコントロールすることはできません。
できることは、
何かを見て、聞いて、読んで、それを「感じられる」ように、
自分を耕しておくことだけ。

最近お会いした方が、
インドにアーユルベーダの勉強に行った際、
そこで学んだのが「何もしないということ」だったと話してくれました。

人は、放っておくと、
常に「何かをしなくちゃ」「何かを生み出さなくちゃ」「役に立たなくちゃ」
と思ってしまいます。
でも、自分の心が本当に何を望んでいるかがわかるようになるためには、まず
「何もしない」ことが大事………。

旅はその格好の機会になるけれど、
日常の中に、どうやってその「何もしない」を組み込むかが
これからの私の課題だなあと思っています。

みなさんは、「何もしない」時間ってありますか?

今日もいい1日を。


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