いよいよ、本日「暮らしのおへそ vol29」発売です!
今回の表紙はおにぎり。
おいしい塩むすびをスタイリストの城さんが握ってくれました。
大人になって食べるおにぎりって、なんだかしみじみおいしいんですよね〜。
いつも当たり前に身近にあるものに、
別方向から光を当ててみる。
この1冊が、そんな「おへそ探し」のきっかけになってくれたらいいな、と思います。
巻頭は先日書いたように由紀さおりさん。
何歳になっても新しく進化する「おへその更新」についてお話を伺いました。
そして!
今回のスペシャル企画が、「夕暮れのおへそ」です。
ひと仕事終えて家に帰ってほっとする暇もなく、ご飯作りに突入。
そんな夕暮れはバタバタして、ついイライラしがち。
それをうまく乗り切るためのおへそを3人の方に取材しました。
カメラマンの馬場わかなちゃん、料理家のかえるちゃん、
そしてパーソナルトレーナーの和多由里さんです!
「魔女の宅急便」の作者、角野栄子さんは、
「おもしろがり屋」になるおへそ。
人生の岐路に立ったとき、おもしろそうなほうへ進む。
そして、おもしろがるコツは「ひとりで楽しむこと」という言葉が印象的でした。
山形県鶴岡市へ移住したマツーラユタカさんとミスミノリコさんと一緒に
白鳥の湖へ行きました。
「いい水と暮らす」というおへそ、
うらやましかったな〜。
鶴岡は本当に素晴らしいところでした。
またゆっくり行きたいです。
F.O.B.Coopの益永みつ枝さんのかっこよかったこと!
カメラマンの加藤新作さんが、すばらしいカットを撮ってくれました!
カフェに座って「女は人に見られてなんぼ」とおっしゃる益永さん。
人の目が背筋を伸ばしてくれる……。
でも、「隣の人が何をしようが知らないし、自分がやりたいことだけをやりたい」
というロックな生き方に大いに刺激をいただきました。
久しぶりにお会いしたのが小川糸さん。
最新刊の「ライオンのおやつ」を読んで、本当に心が澄み渡るような、
暖かい光にひたひたと満たされるような思いがしました。
ここ最近読んだ中で、本当にピカイチに素晴らしかった。
このタイミングで、糸さんにお話を伺えて、幸せでした。
ベルリンで暮らしていた糸さん。
いちばん変わったのは「消費が暮らしの中心ではなくなったこと」。
インタビュー、ぜひじっくり読んでいただきたいです。
「サンデーベイクショップ」の嶋崎かづこさんの取材のために、
オープン前のお店に入れていただきました。
粉をふるい、スコーンを作り、ケーキをオーブンに入れて……。
時間に追われながらの作業は、てきぱきしてとても美しかった!
なにより、「今、ケーキを作ることがいちばん楽しい」という嶋崎さんの姿に
大事なものを思い出させていただいた気がしました。
ギタリストの伊藤ゴローさんと奥様でマネージングを手がける葉子さん。
シャイなゴローさんがボサノヴァを選んだのは、「ギター1本で弾き語りができる
パーソナルな音楽だから」なのだとか。
「僕が作った音楽」ではなく、小川のように、暮らしのすぐ横をさらさらと流れる音楽を作りたい……。
そんな仕事のあり方があるんだと、教えていただきました。
スリービーポッターズ、オーナー石井風子さんが作られた、新しいホテル
「スリービーハウス」に行ってきました。
すばらしいロケーションで、インテリアも素敵。
この空間が生まれるまでのお話を聞きました。
東京馬喰町でギャラリ「組む」を営む小沼訓子さんは「直感のおへそ」。
常に、自分を「開いて」、本当に大切なことに「気づける」自分になるための
暮らしの中の「しかけ」について教えていただきました。
一昨年、新しいショップ「SOJI BOKEN」をオープンした
スクランプシャスの中山ヤンさんとノリミさん。
も〜、このご夫婦の在り方が素晴らしいんです。
違いを「やっちゃん」「のりちゃん」と呼び合うふたり。
その幸せな空気感がページから伝わればいいなあと思います。
フランス人のご主人と一緒に、お香のブランド「東京香堂」を立ち上げたペレス千夏子さん。
群馬県のアトリエを訪ねました。
煙が立つお香は、見えない世界とつながるため……。
お香で刻む暮らしのリズムっていいものですね。
どの取材もひとつひとつ、本当に楽しかったなあ〜。
おひとりおひとりの「おへそ」を一生懸命に書きました。
じっくり読んでいけたら嬉しいです。
本日発売です。
どうぞよろしくお願いいたします。
今日もいい1日を!