思いは声にしないと届かない

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いや〜、すごい雨風でしたね〜。
みなさま、大丈夫でしょうか?
今回は川の氾濫が多く、東京では多摩川近辺にお住まいの方やお店の方々が大変だったよう。
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

私は、ちょうどその日連れ合いがいなかくて一人だったこともあり、
なんだか心がざわざわして落ち着かず、眠れぬ夜をすごしました。

めったに閉めない雨戸を早めに閉め、お風呂にお水を貼って……。

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夜、ひとりで晩御飯を食べていたら、「くるみの木」の石村由起子さんがラインを送ってくださいました。
「のりちゃん、台風大丈夫?」って。

嬉しかったなあ〜。
こういう風に、思いついたらすぐに誰かに一声かけるって、本当に大切なんだ、と思いました。

どんなにその人のことを心配に思っていても、言葉にしなければ、
相手の心にぽっと暖かさを灯すことはできません。
言葉にするって大事なんだなあと……。

そこから私も真似をして、「あの人どうしてるかな?」と思う人にメールをしたり、
ラインで連絡したり……。

ここ最近「どうしてあの人は〇〇してくれないんだろう……」と
寂しい気分になることが多かったのです。

私はフリーランスで仕事をしているので、
上司がいるわけでもないし、仕事仲間も1冊の本が完成すれば、その都度解散します。
一匹狼的な仕事の仕方の上、
「明るく閉じている」性格なので、
どんな人ともすぐ友達になれるわけでもありません。

もしかして、私ってすごく寂しい人間なんじゃなかろうか……
とちょっと落ち込んでおりました。

でも……。
今回、「そうか! まずは自分からか!」と思ったのでした。

誰かに声をかけてもらうのを待つのでなく
自分からじゃんじゃん声をかけちゃえばいい。
こちらから動けばいい……。
なんだか素直にそう思えたのでした。

困ってそうな人がいれば声をかけ
汗をかいている人にはハンカチを渡し、
お腹が空いていそうな人には、おにぎりを持っていく……。

そんなおせっかいおばさんになってみようかと思うこのごろです。

台風一過の翌日は、「普通の日々」のありがたさを噛み締めながら、
朝からシーツを洗いました。

水の被害はこれからが大変……。
みなさか、どうぞお気をつけて。
「いつも」が早く戻ってきますように。

 

 

 


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