誰かと意見が違っても、時間をかけて、手間をかけて。

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東京では、昼間は30度と暑い日が続きましたが、
夕方、晩御飯の買い物に出ると、6時にはもう真っ暗。
ついこないだまで、7時頃まで薄明るかったのに、なんだかもの寂しい気分になります。
季節は確実に進んでいるのですね。

 

この時期、花屋さんで秋明菊を見つけると必ず買って帰ります。
若い頃、取材に行った先で、生けてあって知ったこの花。
田舎では、道端に咲いていて、それが「秋明菊」という名前だと教えてもらったのでした。
見つけるたびに、20代だった頃の取材を終えた夕暮れの帰り道を思い出します。

私は占い大好きというわけではないけれど、
時折その言葉にハッと気づかされたり、背中を押されたり。

特に石井ゆかりさんの文章が大好きで、彼女の週報「筋トレ」をよく読んでいます。
毎週金曜日に更新され、先日の一言にハッとしました。

 

時々「自分の感覚」が「他人の意見」に飲み込まれてしまう。
「自分の感覚」を軸にして、「他人の意見」を参考にする、
というくらいの形が望ましいのかもしれません。

 

 

確かに、私は人と意見が食い違うことが大嫌いなのです……。
できれば、「ああ、そうだよね!」と、みんなでうなずき合って進みたい。
そこに違う意見の人がいるとモゾモゾします。

でも、石井さんはこうも綴っていらっしゃいました。

今はおそらく
「これを信じれば、全て解決!」
というような
手軽なスッキリ感を求めるべき時ではないのかもしれません。

 

は〜!なるほど〜!と思いました。
私はいつも「すっきり」したかった。
でも、人と意見が違うことで、ぶつかり、また考え、
再構築して、時間をかけて答えを見つけていく、というプロセスが大事……。

結論がでなくても
「信じるもの」を一本化できなくても、
進んでいくうちにいつか、道が見つかる、
という雰囲気の時間帯です。

 

深呼吸して、違うものを受け入れるおおらかさを持ちたいと思います。

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今月のLEEのブックインブックで、「暮らしのおへそ」にも出ていただいたEmiさんと対談をしました。
よかったら見てみてくださいね〜。

みなさま、いい1週間を

 


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