新刊が出ます!「もっと早く言ってよ。」 50代の私から20代の私に伝えたいこと」

 

じゃじゃじゃ〜ん!
6月1日に新刊が出ます。

「もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと」(扶桑社)

このサイトで「大好きです!」と言っていただくことが多かった
「もっと早く言ってよ」というコンテンツをベースに、
そのほとんどを新たに書き換えたり、新たに書き加えたもの。

50代になった頃から「そうか! そういうことだったのか!」と「はたとわかる」
経験が増えてきました。

それは、ものごとを悪い方へ悪い方へ考えてしまう「ペシミスト」や「びびりんぼ」を
なんとか脱出していたいと思っていたけれど、
実は「不安」が、何かに気づき、前へ進むための大きなパワーとなっていて、
それは私にとって欠かせないものだった、ということだったり、

いかに失敗しないように、正しい道を歩くことを目指していたのに
「失敗」の中にこそ、宝物が潜んでいることだったり……。

「ほ〜、そうだったんだ!」と知るたびに、
「もっと早く言ってよ〜!」と言いたくなります。

あんなに悩んだり、迷ったり、オロオロしたりしていた20代の頃に、
このことを知っていたら、もっとラクに生きられただろうなあって……。

そこで、この本では50代の今の私が「わかったこと」を
20代の私に語りかける形で綴ってみました。

表紙はチューリップの絵。
今回、初めてイラストの表紙になりました。
描いていただいたのは、大好きなコーチはじめさんです。
中ページのイラストも素敵なんです。(まだ見本誌があがっていないので、校正紙の写真です)

最高にいいことがあった日なのに、「これがこのまま続くはずがない」
「これから悪いことが起きたらどうしよう?」と極度な怖がりだった20代の頃のワタシ……。

けれど、いろんな人が教えてくれました。
「谷があるから山がある。降りてこないと次の山には登れない。
だから、谷でしか見えない風景を楽しめばいいんじゃない?」って

だから、今の私はこう言いたい。
「必要以上に恐れるのは、そろそろ卒業してみたら?」
「恐れの中には、意外や見たこともない花の種が落ちているのかもよ」って。

ギリギリの生活なのに、貯金をするなんてとても無理!と思っていた若かりし頃のワタシには、
「お金は自分を自由にしてくれるよ」
「残ったら貯金しよう!、では絶対できないよ!」って。

その他にも、
歳をとり、「何かができなくなる」という体験は、
新たな幸せネットワークを構築するチャンスだよ!

とか

「誰かに見せびらかす食卓では、幸せにはなれないよ」

とか……。

50代になった今も、迷ったり、悩んだり、わからないことはいっぱいあります。
でも、わかってきたのは、
人生は、何度でも「再定義」ができるってこと。

20代の頃の「幸せ」と、50代の今の「幸せ」の定義はまったく違います。
同じように、「不安」だったり、「進歩」だったり、「家族」だったり、「夫婦」だったり……。
私たちは、いろんなこと見て、感じ、学んで、
自分の中を更新し、
周りのあるものを「再定義」しながら生きているんだなあと思います。

「おわりに」には、こんなふうに書きました。

「もっと早く言ってよ〜」というつぶやきは、決して残念な思いではなく、
「そっか、そういうことか!」という、人生を新たに更新する際のお知らせワードなのだと思います。

amazonでは、予約が始まっています。
6月1日発売です。
もしよかったらお手にとってみてくださいね。

みなさま、今日もいい1日を!

 

 


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