大谷桃子の、母から娘へ。受け継ぐレシピ

カブと鶏のシチュー

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つい先日、4月2日のこと。朝、目を覚ますと外から入って来る光がぼんやり青白い…
カーテンを開けると、なんと真っ白な雪景色が広がっていました!
信楽暮らしは長いけれど、4月にこの景色は初めてです。
ねぼけまなこをこすりながら、しばし美しさに見惚れていると….
「今夜はシチューだな」とひらめきました。タイミングよく冷蔵庫にはカブも鶏肉もあるし。
甘いカブをトロトロ煮込んだ白いシチューにパンを浸して食べよう!と、
起きぬけにもう夕飯のメニューが決まりました(笑)
カブといえば、『おおきなかぶ』の物語。
おじいさんが大きなカブを抜こうとするも、1人では手に負えず、おばあさんや孫や犬や猫やネズミがどんどん手伝いに来て、みんなで引っ張ってやっと抜けました、というお話。ご存知の方も多いですよね。
先日、次女、風が、学校でこのお話を素材にディベートをしたそうです。
もし助けに来た人や動物に報酬を支払うとしたら、どのように分けるのが適当か?
差をつけるべきか否か?またその理由は?
風の意見は、「報酬に差をつけるべき」
理由は、「体が大きい人はご飯をたくさん食べなければならないので、食べ物をたくさん買う必要があるから」
なので、体が大きい順にたくさんお金をもらうのがいいと説明したということ。
先生に「面白い視点だね」と褒めてもらい、みんなの前で発表もしたそうです(笑)
さすが食いしん坊の娘、何かを測る時のものさしに食べ物を使うところは親譲り、と笑ってしまいました。
私がインドネシアで学生をしていた時も、どれくらい身近に食べ物があるかで豊かさを測っていたし。
おっと、話が少しそれましたが、カブのシチュー。
カブは意外と早く柔らかくなり、少し煮くずれした部分がとろみを倍増して、じわっと美味しいスープになります。
バターやミルク入りのリッチなシチューはそれだけでメインディッシュに。
ブロッコリーの緑を添えて、楽しんでください。

さて、最後に少し報告を。
この冬に大学受験をした長女、花ですが、残念ながら今年は志望校に合格することができませんでした。
しばらくは落ち込んでいましたが、気持ちはしっかり固まった様子で、もう1年頑張って再チャレンジします。
という訳で、憧れの一人暮らしはしばらくお預けとなりました。
本来ならこの記事で、鶏の丸焼き!や鯛の尾頭付き!など、
お祝いのメニューを紹介して旅立ちの餞にできればよかったのですが、今年はかないませんでした。
「失敗することで成長するんだよ」って大人は言うけど、わかってるけどわからない、そんな3月。
それでも超高速でが過ぎ去っていく日々の中で突然目の前に現れた4月の美しい雪景色は、
ちょっとした後戻りもいいもんだなあと教えてくれたような気がします。
花にとっては、しばしの足踏み期間になりますが、長い人生、この時期を後で振り返った時に、
先日見た春の雪の花びらのようにキラキラしたものになることを願っています。
というわけで、みなさま、これからもしばらくお付き合いよろしくお願いします!

<材料>(4−5人分)

カブ 2個(野球ボールくらいのサイズ)
玉ねぎ 中1個
鶏もも肉 300g(大1枚)
水 500cc
ベイリーフ 2枚
塩胡椒
ブロッコリー 小1房

(玉ねぎ入りホワイトソース)
玉ねぎ 4分の1個分
バター 30g
薄力粉 大さじ3
牛乳 300cc

(下準備)
*カブは皮を厚めにむき、8等分のくし切りにしておく
*玉ねぎは5mmくらいの厚さにスライスして、4分の3は煮込み用に、4分の1はホワイトソースを作る時に使う
*鶏肉は一口大に切り塩小さじ1と胡椒少々をもみ込んでおく
*ブロッコリーは小房に分け軽く茹でておく

1.下ごしらえしたカブ、玉ねぎ、鶏肉とベイリーフを鍋に入れ分量の水を注ぎ蓋をして強火にかける。
2.煮立ってきたら弱火にして約20分位、カブが柔らかくなるまで煮る。
3.煮ている間に、玉ねぎ入りホワイトソースを作る。
鍋にバターを入れて中火にかけ、溶けたら玉ねぎを入れ弱火で炒める。
しんなりしてきたら、薄力粉を入れて玉ねぎにまんべんなく絡める。
粉が全体に馴染んだら、牛乳を少しづつ加えて弱火で煮る。
焦げやすいので、よく混ぜながら柔らかめのカスタードクリームくらいの固さになるまで煮る。
4.鶏に火が通りカブが柔らかくなったら、3のホワイトソースを加えて混ぜ、とろみがつくまで10分位弱火で煮る。
カブがとても柔らかいので、シリコンのヘラやスプーンを使って静かに混ぜると良い。
5.最後に茹でておいたブロッコリーを加えて軽く温め、塩胡椒で味を整える。

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今回は大きめのカブを使いますが、ピンポン玉くらいの小さいものならコロコロそのまま使います。
これからの季節はやわらかな春キャベツや新ジャガで作っても美味。

 

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カブは皮の内側のスジが硬いので厚めにむく

 

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下拵え完了。玉ねぎは4分の1はホワイトソース用に分けておく

 

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カブと鶏、玉ねぎの4分の3、ベイリーフを鍋に入れて水を注ぐ

 

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蓋をして強火にかけ、煮立ったら弱火にしてカブがやわらかくなるまで煮る

 

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カブと鶏を煮込んでいる間に玉ねぎ入りホワイトソースを作る。鍋にバターを入れて弱火にかけ…

 

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バターが溶けたら…

 

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玉ねぎを入れてしんなりするまで炒め…

 

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薄力粉をふり入れてよく混ぜ…

 

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全体に馴染んだら、牛乳をすこしづつ加えて中-弱火にかけてよく混ぜながら煮詰める

 

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少し柔らかめのカスタードクリームのような感じになったらOK

 

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ホワイトソースを作っている間にカブも鶏も煮えました

 

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ホワイトソースを加えて、ゴムベラなどでカブを潰さないように優しく混ぜる

 

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よく混ざったら、弱火でとろみがつくまで少し煮詰め、最後に茹でたブロッコリーを入れて温め、
塩胡椒で味を整える

 

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本日は、ほうれん草、人参、ソーセージを炒めて巣ごもり卵にしたものをおかずにプラスしました。
パンにシチューをたっぷり染み込ませて、食べて下さ〜い!

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