ビジネスって、びっくりするほど人間的な営みだった。

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昨日の台風はすごかったですね〜。
四国、関西の方、大丈夫だったでしょうか?
私の関西の実家も、水が止まっているそうです。
停電のエリアも多いよう。少しでも早い復旧を祈っています。

 

 

さて、先日お知らせしましたが、9月20日に、
新著「キッチンで読む、ビジネスのはなし 11人の社長に聞いた仕事とお金のこと」が出ます。

上の写真は、書いて、書いて、ず〜っと書いていた原稿の束の一部です。
仕上げて、一日寝て、朝起きたら必ず書き直したくなります。
一箇所直したら、あっちもこっちも直したくなる。
こうして、また書いて、また一日置いて朝読んで、また直す。

「私、これ永遠にやっているのかしら?」と思ったほど、ゴールが遠い作業でした。

でも、ちっとも辛くはなかったのです。
というのも、それぞれの社長たちが語ってくださったビジネスのお話が
ワクワクするほど面白かったから。
一人一人の方が歩んでこられた道に、心を重ね、
その人が見つけた「真実」を私の手に手渡してもらう幸せといったら!

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「イーオクト」の高橋百合子さんは、40歳で専業主婦から会社を起こした方です。
今では、「クリッパン」のブランケットや、スポンジワイプなど、
サスティナブルで環境に優しい商品の輸入、販売を手掛けていらっしゃいますが、
なんと最初に販売されていたのは、「機械」でした。

お話を聞いていると、当時「何にも知らなかった」という
その「知らなかったっぷり」に驚きました。
でも、高橋さんは、「わからないこと」「知らないこと」に一つ一つ向き合い、
調べたり、知り合いに話を聞きにいったり。
その謙虚さ、真摯さには胸を打たれました。
今こうして活躍されている陰にはこんな日々がつながっていたのかと……。
そうやって、あちこちに頭をぶつけながら、
「わからない」を「わかる」に変えていくプロセスの中で、
高橋さんにしかできない「仕事」が育つのだと教えていただきました。
ぜひ、高橋さんのこのストーリーをじっくり読んでいただきたいなあと思います。

 

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「くるみの木」の石村さんは、今までなんども取材させていただきましたが、
今回初めて「ビジネス」という視点でお話を伺いました。
お忙しい中、なんとか時間をひねり出していただいて、
東京駅のカフェでお話を伺ったりもしたなあ。
そして、石村さんもやっぱりスタートは主婦でした。
今でも、石村さんのビジネスの根っこには、石村さんの暮らしがつながっています。
奈良の野菜で常備菜を作り、真っ白なふきんをきちっとたたみ……。
圧倒的な暮らしのリアリティがあるからこそ、
「これいいですよ」と誰かに何かを届けることができる……。
本当のことって伝わるんだなあと思いました。

 

 

この1冊で私が知ったのは、「ビジネス」ってとても人間的な営みであるってこと。
11人の社長のビジネスの物語は、その人の「自分のつくり方」そのものでした。

この本が今の暮らしの中から何かを見つけたい、と思っている方のお役に立てたら
いいなあと思っています。

アマゾンでは予約が始まっています。
ぜひ読んでみてください。

 

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