びっくりするぐらい、すとんと涼しくなりました。
千葉では停電の復旧までまだまだかかるよう。
少しでも早く日常が戻るようにお祈りしています。
さて、じゃじゃじゃ〜ん!!
本日、新刊「おしゃれの制服化」(SBクリエイティブ刊)発売です!
私にはいったいどんな服が似合うのだろう?
今の自分の暮らしに必要な服ってなんだろう?
そんな迷路から抜け出すためのキーワードが
「いつも同じ印象の服でいい」
ということでした。
昨日アレだったから、今日はコレじゃないと……。
かつて、私はおしゃれに必要なものは「特別感」や「変化」だと思っていました。
だから、いっぱい服を買い、クローゼットはパンパンなのに、本当に自分に似合う服が
1枚もない……という状態に陥っていたのです。
でも、ある時から「あの人、素敵」と思うひとは、
みんな「いつも同じ印象」だということに気づくようになりました。
そうか!おしゃれって、毎日服を取っ替え引っ換えすることじゃないんだ。
いつも同じでいいんだ。
そう知ると、おしゃれのハードルがぐんと下がって気がしました。
これまで「きのうと同じ」ことは、マイナスポイントだとおもっていたけれど、
「いつも同じ」であることこそ、その人の「スタイル」となる……。
そこで、自分だけの「いつも同じ」を見つけることを
「おしゃれの制服化」と名づけてみました。
この本では、そんな「制服」を持っているおしゃれさん6名を取材させていただき、
その人ならではの「制服化」のルールを聞きました。
たとえば……。
イイホシユミコさんは、シーズンのはじめにヘビーローテーションできそうなパンツとトップスを
2〜3枚エイっと買うそうです。
選ぶときのポイントは「あまり人の印象に残らない」服。
でも、自分が大好きな服。
「印象に残らない服」というのがイイホシさんらしい!
洋服ばかりが頭に残るより、
「何を着ていたかは忘れちゃったけれど、あの人と会えて楽しかったわ〜」という方がずっと大事
なのだといいます。
なるほど〜!と膝を打ちました。
スタイリストの大草直子さんは、つい最近までおしゃれの低迷期を過ごしていたと聞いて
びっくり!
何を着てもしっくりこなくて、コーディネートが決まらなかったそう。
そこから抜け出すきっかけが1本の口紅でした。
大草さんの制服化の特徴は、似合うものを見つけたら、
必ずそれを「更新する」ということでした。
きっかけは、なんとなくの違和感なのだと言います。
そんなおしゃれの微調整は、外見と自分の内面のズレを修正することでもあるそう。
「おしゃれは隣の人との競争じゃない」という言葉が胸に刺さりました。
その他に
佐藤治子さん
高橋みどりさん
平井かずみさん
石田純子さん
どの方も、キラリと光るおしゃれの名言を教えてくれて
この取材の面白かったこと!
それぞれの方の詳しい紹介は、また追って……。
そして、恥ずかしながら私のおしゃれの制服化のプロセスも載せています。
写真は大森忠明さん。実物より3割増しに撮ってくれました。
みなさま、よかったら手にとってみてくださいね。