小さな出版社「一田書房」はじまります

街のあちこちで、ミモザの枝がレモンイエローに変わっていく様子を
ワクワクしながら眺めています。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて!
今日は大切なお知らせがあります。
私自身、このことをお伝えするにあたり、ドキドキしております。

この度、小さな出版社「一田書房」を立ち上げることになりました。

普通の出版社は「読む人」のために本を作りますが、
この出版社は「書く人」のために本を作ります。

1冊の本を書き上げることで、
私の人生は大きく変わったなあと感じています。

「書く」ということは、自分の中にある形のない思いを見つけ出し、
それがいったい何なのかを分析し、
言葉という輪郭をつけて、
読んでくださる方へ差し出すプロセスです。

たった1ページに自分の思いを綴るために、
自分の中に潜り込み、そこを掘って検証し、
どんな真実が見えるのかと目を凝らし、
どうしたら自分が見つけたものを手渡すことができるのかと考えます。
ジタバタしたり、やっぱりわからないと落ち込んだり、
そうだ!というひらめきに心を踊らせたり。

1冊の本を書き上げるのは、
そんな時間をコツコツと積み重ねていくということだなと思っています。

そんな「コツコツ」の中で、
自分が何者なのか? 人生を照らす光って何なのか?
これから歩いていく道で何を道標にすればいいのか?
大切なことを、ひとつひとつ拾い集めていくことができます。

1冊の本を書き上げたとき、
コツコツとした時間が積み重なって、
今まで見えなかった景色を見せてくれます。

それを「出版」というかたちで世に出したとき、
自分が歩いてきた道のりに、寄り添い読んでくれる人が現れます。
誰かに共感してもらうことの幸せと言ったら!

1冊の本を書き上げ、出版し、誰かに読んでもらうということは、
きっと一人の人の人生を変える力を持っている。

そんな素晴らしい営みを、
ぜひ多くの人に経験して欲しい……。

そこで、本を書き、出版し、読者に手渡すという、
「書く人」のための出版社をつくってみることにしました。

どんな人でも、自分の物語を紡ぐことができます。
そして、その物語が昨日までの私を変え、
新たな私と出会わせてくれます。

「出版」という書く体験を、一緒に味わってみませんか?

どんなふうにこの小さな出版社を運営していくか?
どんなふうに「書く人」をサポートしていくか?

具体的なことは、
改めて明日、お知らせしますね。

やったことがないことを初めてやってみるとき、
不安で、ドキドキして、くるりと引き返したくなります。

書籍コードを取る手続きをし、デザイナーさんにロゴを作っていただき。
去年1年間をかけて準備してきました。

扉の向こうにどんな世界が広がっているのかは、
扉を開けないと見えてこない……。

そんな私の小さな冒険に、おつきあいいただけたら嬉しいです。

みなさま、今日もいい1日を〜。

 

 

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