一緒にご飯を食べよう!

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今日は東京はグレーの空です。

ここ最近「誰かとご飯を食べる」という機会が続きました。
実は、仕事以外は出不精なワタクシ。
誘われないと出かけないし、誘われてもあまり大人数の集まりは遠慮したりします。

なので、こんなに会食続きは珍しい……。
料理家の方のお宅にお邪魔したり、
地方からやってきたあの人とご飯を食べたり、
人生の先輩と共にお誕生会をしたり。

 

みんな気持ちのいい方たちばっかりだったこともあり、
とても楽しいひと時でした。
ご飯を一緒に食べるなんて、1年ぶりとか、2年ぶりという方も。

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そこで感じたのは、人と人の関係はゆっくりコツコツ育むものだということ。

一度一度の出会いを丁寧に誠意を込めて大切にしていれば、
以前の出会いが、自分でも思ってもいなかったほど、
その人との距離をずっと縮めてくれていた、
ということを
1年後の再会に感じたのでした。

 

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さらに……。

私が誰かのことを心から信頼していれば、
きっとその人は私のことを助けてくれる。
誰かと会うということは、自分だけではできないことを
できるようになるチャンスなのだということ。

物作りをしている作家さんや
セレクトショップのオーナーなど
全く異業種の方と会ってご飯を食べると
いろんなことを教えてもらいます。

最初は「へ〜!」「そうなんだ〜」と聞いているだけなんだけれど
何度か会ううちに、
互いが持っている「円」と「円」が少し重なる部分が見えてくる……。
全く違う世界なのに、
助けてもらうこと、助けてあげられることの端っこが
ちらりと見えてくることがあります。

ああ、私は人と会うことで、
たくさんの可能性を見つける機会を
与えてもらっているのだなあと
ここ最近感じたのでした。

それは、もしかしたら
ずっと「頑張らなくちゃ!」と一人で走ってきたつもりだったけれど、
「誰かの力を借りなくちゃ、何もできない」ということを
数ミリわかってきたからなのかもしれません。

 

一緒にご飯を食べるということは、
大げさに言えば
その人の「人生」という箱の中身を
ちょっぴり見せてもらっているんだよな〜と思ったのでした。
誰かとおいしいものを食べるって、幸せですよね。

 

 

一番上は料理家のヘイマキコさん宅。
二番目は高円寺の「遊」
一番下は兵庫県の「鳴尾山芋研究所」です。

 

 

 


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