今日は久しぶりの青空ですね。
朝から洗濯機を回しています。
ず〜〜〜〜っと書き続けてきた原稿を脱稿。
あ〜、やっとできた!
まだ細かなところは残っているけれど、大筋の文章を書き終え、ホッとしています。
どんな本になるかは、また改めてお知らせしますね。
この間、部屋はもう最低の状態になりました……。
見て見ぬふり。気づかないふり。
今日は一気に掃除をしようと思います。
この作業がまた、気持ちいいんだよな!
一仕事終えたとき、私にはいろんな「リセットの儀式」があります。
ず〜っと集中して何かに打ち込んでくると、終わってもなんとなく引きずって、パチンと新たなスイッチを
入れることができません。
そこで、「けじめ好き」のワタクシは、いろんなことをやってリセットするわけです。
まずは夏仕様のネイルを。
そして、全てを忘れて別世界への旅へ。
本当は旅に出れたら一番いいのですが、ちょっと無理なので、映画へ。
久しぶりの連れ合いと一緒に行ったら、なんと50歳以上だとシニア割りっていうのがあって1100円でした。
知らなかった〜!
巷で話題の「万引き家族」を見てきました。
う〜ん、しみじみ良かったなあ〜。
受賞作って、すごく観念的だったり、訳わからなかったりすることも多いので、
あんまり期待しないで行ったのですが、
もう、帰る時には、頭の中でぐるぐる映画の世界が回っていました。
(ここから先、ネタバレありです)
血縁でない家族が、ほんのわずかな接点を見つけて寄り添い、共同生活をする……。
家族が暮らす小汚〜い部屋のリアルなこと!
コロッケを汁に浸しながらラーメンを食べたり、白菜いっぱいの鍋をみんなでつついたり。
ちゃぶ台の横にはあれこれ生活道具が積み重なり、その場に行ったら、きっと爪先立ちで歩きたくなる……。
私は、仕事柄つい映画となると部屋や暮らしのディティールに目がいってしまうのですが、
愛おしい汚さに、ノックアウトされました。
樹木希林さんの、入れ歯を外しての演技にもやられました〜。もう覚悟が違う!
安藤サクラさんの取調室で涙を拭くシーンも忘れられません。
世間から見たら、後ろ指を指されることばかりしている家族だけれど、
いろんなことが発覚して、
マスコミや警察が正論を言えば言うほど、
あの人たちは本当に悪いことをしたんだろうか?と切なさが込み上げてきます。
あの万引き家族は、ちっとも正しいことはしていないけれど、
危ういバランスの中でつながっている、その結び目には、
「正しさ」からこぼれ落ちてしまった、でも本当は何よりも尊いものがある……。
自分の「正しさ」のものさしを揺すぶられた思いでした。
号泣ではなく、だらだらと涙がこぼれてくる作品でした。
是非是非、皆様おすすめです!
すっかり夜遅くなり、連れ合いとラーメンを食べて帰りました。
特別なことは何もしないけれど、リセットデーを作ってみるのもいいものです。