
暖かい日が続きますね。
昨日は、コットンのコートを着て出かけたのに暑くて汗をかきました。
庭のクリスマスローズも、ようやく花をさかせました。
冬の間、枯れてしまった葉っぱの奥から、元気にぐいっと首を持ち上げて、
可憐な姿を見せてくれます。
三連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
私はちょっと仕事がひと段落して、ひさしぶりにゆっくりモードで過ごしています。
土曜日は思い立って、アップリンク吉祥寺に映画を見に行ってきました。
「ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生」
ブーニンというピアニストがそういえばいたなあ、という認識ぐらいしかなかったのですが、
今回初めて、ショパンコンクールで優勝し、
その後大人気となって、世界各国を演奏して回っていたのに、
突然表舞台から消えていた……
という事実を知りました。
肩の骨の病気で左手が動かなくなり、
さらに交通事故で足を骨折したのがきっかけて、足先が壊死してしまい切断。
ピアノが弾けなくなっていたのだと言います。
9年間の沈黙ののち、もう一度舞台に立つまでのドキュメンタリーと
再生してからのサントリーホールでのコンサートを収録した映画でした。

1985年、19歳でショパンコンクールで優勝した時の演奏を初めて聞いて、
その素晴らしさに驚きました。
他のどのピアニストも違う独特の弾き方……。
今から41年前といえば、私が20歳ぐらいだった頃。
どうして私はあの演奏を聞いていなかったのだろう?
特に日本で人気となったというのに、まったくのノーチェックでした。
たぶん、当時の私はまったく違うことしか見えていなかったんだろうなあ。
再生後の演奏ももちろん素晴らしかったけれど、
やっぱり若き日の力はすごい!
あの跳ねるような、体の底から沸き立つような演奏は、
もう聞けないのだ……と思うと、
「聞き逃す」ということの重大さを思い知りました。
今しか聞けないことがある。
今しか見られないことがある。
だったら、できる限り、興味を持って耳を澄ませ、目を凝らさなくちゃ……。
そんなことを考えました。

単純な私は、「だったら今のピアニストならだれ?」
とあれこれ検索。
知ってはいたけれど、ちゃんと聞いていなかった角野隼人さんのYou tubeを見て感動したり……。
「おへそ」でも紹介した、小曽根真さんと角野さんが、
クラシックの曲をどんどんアドリブでジャズアレンジしていく様子はすごかったです!
仕事がひと段落して、「明日までにやらなくちゃいけないこと」がないと、
心に余白があって、
そんな「知らなくてもいいけど、知った方がずっといいこと」を
取り入れるスペースが持てるのだなあと改めて実感しました。

昨日は、平井かずみさんに誘われて、「皓」 での
陶芸家、太田浩子さんの展示へ。
つるんとした石のようなオブジェは、
体のパーツから発想されて生まれたそう。
手で触ると、ツルン、サラリ、ペタリと、
それぞれ手触りが違うのが面白かったなあ〜。
展示は28日まで。
お近くの方はぜひ〜。
テクテク歩いたり、体を動かしたり、扉を開けると、
心にブルンとエンジンがかかりますね。
みなさんは、最近何に心が震えたでしょうか?
今日もいい1日を