
いつの間にかツクツクボーシがないて、
キバナコスモスの姿を見かけるようになりました。
みなさま、三連休いかがお過ごしでしょうか?
私はテニスのデビスカップに有明コロシアムに行ってきました。
実はテニスの試合を生で観戦するのは初めて!
思っているよりもよく見えて、
日本はドイツに負けてしまったけれど、
選手たちの声や、キュキュッとハードコートで止まる足音、
球を打つ音などを堪能しました。
Youtubeやネットの配信でも見ることができるけれど、
やっぱり自分の目で見るって、心が動くってことなんだなあと改めて思いました。
さて。
タルマーリーの渡邊麻里子さんがシェアされていたので知って
NewsPicksの動画を見ました。
宇多田ヒカルさんと、歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリさんの対談です。
テーマは「AIの進化と創造性」。
AIの急速な発展が、創造性や人間の感情、音楽に
どのような変化をもたらしているかについて、深掘りする、という内容でした。
これがねえ〜!
もうめちゃくちゃよかったのですよ!
宇多田ヒカルさんが、AIが情報をぜんぶ学習して、新しい音楽を創ることが可能だ、
という現実に対して、
自分がどうやってクリエーションをしているかを語ります。
AIの話をしているんだけれど、
ヒカルさんのこれまでの音楽との向き合い方を
深く話してくれている部分に感動しました。
麻里子さん、シェアしてくれてありがとう!

私は途中からノートを広げて、メモをとりながら夢中で見ました。
どうやって音楽を生み出しているのか?
どうやって音や歌詞を紡ぎ出しているのか……。
たくさんポイントがあったのだけれど、
いちばん、なるほど〜と思ったポイントは2つ。
ひとつは「忍耐」といういこと。
音楽を作っている間は「ボートに座っている漁師」のような状態だそう。
「ご飯を作っているときでも、友達と話しているときも
心のどこかで私はボートの上にいるんです。
無理に出そうとしてもダメなことはわかっているから
忍耐強く、いつか魚がかかると信じるしかないんです」。
私と比べるのもおこがましいけれど、
「書く」ことと同じだなあと思いました。
何かを書こうとするとき、最初はわかっているつもりだったのに、
いざ書こうとすると「それ」が何だったのかわからなくて、
「いったいなんだったっけ?」
とぐるぐると考えます。
キッチンに立ちながら。
ご飯を食べながら。
そして、ある時「そうだ、これだ!」と「わかる瞬間」がくる……。
天才だと思っていたヒカルさんが、
「忍耐」という言葉を使ったのがとても印象的でした。
あの素晴らしい歌の数々は、
「猟師になって釣竿を持ちつづける」日常から生まれるんだと思うと感動します。

もうひとつが「正直」。
「私の音楽制作の目的って、完全に自分本位ということです」
とヒカルさん。
つまり「売れる」とか「評価」とかを考えず
「自分のため」に創るということ。
さらにこう語られていました。
『私にとって音楽を創ることは、
自分にできる限り正直であることと思うんです」
これは私の本心じゃないと思ったら、
そのはもうそのままにはしておけないです」
「想定通りにいかないことや、アクシデントに直面して
私たちは悩むと思います。
何も思いつかない時もあります。
ですが、そこにたどりつくまでに費やした時間こそが
音楽制作において、魔法がかかる鍵だと思います」。
なんて素敵な言葉を使って語られるんでしょう!
費やした時間が「魔法がかかる鍵」だなんて!
これは創作だけでなく、普段の生活においても言えるんじゃないかなあ。
「自分が本当にしたい生活ってなんだったっけ?」
「私の好きなものって何だったっけ?」
当たり前にしている生活だけれど、
自分にとことん正直になって見つめ直してみた時、
「これって、私が本当に望んでいる生活?」
という「問い」を立てることって、すごく大事だなあと思います。
宇多田ヒカルというアーティストが
いかに見えない場所で悩み、葛藤し、もがいて、
音楽を生み出しているかを垣間見ることができた対談でした。
1時間ちょっとですが、見出すとあっという間です。
【ユヴァル・ノア・ハラリ×宇多田ヒカル】AIの進化と創造性
ぜひぜひ、見てみてくださいね。

さて。
「暮らしのおへそ vol40」が発売されて2週間ほどが立ちました。
みなさん、お手にとっていただけたでしょうか?
今日から3日間、
インスタライブで
「おへそ」からちょっと離れた「おへその話」をしてみたいと思います。
取材先で見聞きして、
そして私が家に持ち帰って感じたこと、考えたこと、
「おへそ」の一歩外にあること、
まったくの私的なおしゃべりを
自分勝手にきままにする予定です。
夜の20時ぐらいから。
こちらのアカウント@ichidanoriko2024で。
よかったらお付き合いくださいね。
みなさま、今日もいい1日を。