おいしい手間

百日紅の花が満開です。
今日は、朝のウォーキング中に一度だけ蝉の声を聞きました。
暑い日が続きますね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

私はようやく原稿執筆のトンネルの出口が見えてきたところ。
今回の「暮らしのおへそ」は、20周年記念号。
取材させていただいた、どの方もめちゃくちゃ濃い内容で、
この仕事をさせていただいていて、本当に幸せだなあと思う場面ばかりでした。

8月末の発売まで、みなさん、楽しみにお待ちくださいね〜!

さて。
原稿がひと段落してくると、
固く閉めていたあのフタがパカっと開きます。
そう、暮らしの中で、ちょっと新しいことをやってみる、というフタ……。

少し前、たまたま所用で銀座に夫とふたりで行ったので、
「暮らしのおへそ Vol13」でもご紹介した、
銀座のワインバー「ローゼンタール」で食事をしました。

ワインバーという名前なんですが、
しっかり食事ができて、
店主の島田由美子さんが
野菜をたっぷり使って作ってくれるメニューが本当においしいのです。
最近では、「おまかせ」にして、何が出てくるのかを楽しみに!

上は、アスパラの春巻き!
カリッと歯応えが残るよう、茹でないで生のまま皮で巻いてあげるそう。

島田さんが忙しくない時には、
こうした料理のちょっとしたコツを聞くことができるのが楽しみ。

この日聞いたのは、
サラダに入っている赤玉ねぎの酢漬けのおはなし。

赤玉ねぎは、酢と水を1対1で混ぜた中に漬け込むだけ。
サラダにトッピングするとおいしいんだそう。
みょうがでもいいと聞いて、さっそく作ってみました。

簡単!
ほんのりピンク色になってかわいいです。

さらに、ローゼンタールの料理には、
よく実山椒が使われていて、それがさわやかな香りと、
ピリッとした辛味をプラスしていて、
この暑い時期に、本当にぴったり!

島田さんは春先に、1年分仕込んで冷凍しているそう。
さっと茹でてから、1時間ほど水にさらす、と教えていただきました。

実は……。
少し前に、取材帰りに道の駅に寄って、
実山椒を買ってありました。

なのに、原稿に追われてとても気分的に余裕がなく、
冷蔵庫の中に放りっぱなし。
本当は、買ってすぐ茹でないといけないのに、
見てみぬふりをしていました。

まだ大丈夫かなあ?
生きてるかなあ?
とそっとあけてみると、大丈夫そう!
採りたてより、たぶん風味は落ちているだろうけれど、
ちょっと黒ずんでいる実もあるけど、
ま、いいか!と茹でてみることにしました。

ところが!
この実山椒を茎からはずす作業がめちゃくちゃ時間がかかる!
プチプチとひたすら摘んでやっとできました!

昨日は、焼きなすを裂いて、オクラを茹でて斜めに切ったもの、
そして豚しゃぶに、この茗荷と実山椒を混ぜて、
ナンプラーとレモンで味付けをし、
パクチーをたっぷりのせていただきました。
(肝心の仕上がり写真を撮るのを忘れた!)

これが、もうほんとにおいしくて!
ああ、私はやっぱり
こんなふうに誰かに教えてもらったことを、
家に持って帰って、やってみることが大好きなんだよなあ〜
と思いました。

ちなみに、ローゼンタールの最後の〆は、
スキレットで仕上げる、しらすと山椒のご飯で、これも絶品!
「ふたりで全部入らないかも」
「だったら持って帰ってください」
と話をしていたのに、
ペロリと全部平らげちゃいました。

夏は、さっぱり爽やかな味をあれこれ作ってみるのが楽しいですね。

みなさんは、何かおいしいメニューお持ちですか?

今日もいい1日を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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