言葉で伝えるということ。

寒い日が続きますね〜。
そんな冬真っ只中ではありますが、
「大人になったら着たい服」の春夏号の取材が佳境を迎えています。

あっちに取材に行って、こっちに打ち合わせへ。
今日も、スタジオでの撮影の後、打ち合わせへ向かいました。
まだ約束の時間より少し早かったので、
ひとりでカフェへ。
ホットレモネードを頼んだら、とってもおいしかったです。

最近、カフェに入るといえば、
スタバやドトールが多くて、
個人経営の小さなお店を訪れるのはひさしぶり。
しかも、初めてのお店になんてあんまり入らないのですが、
打ち合わせ先の最寄駅で降りて、
ウロウロしながら見つけて、入ってみて……。
そんな時間がなんだか新鮮で、
リフレッシュできました。

スタジオでの撮影が終わったのが14時すぎ。
次の打ち合わせが16時から。
家に帰るのが19時近くなるので、
出がけに夫に「今日の夕飯当番お願いね」
と言ってきました。

帰ってみると……。
おお!やっとる!やっとる!

ちゃんとご飯の準備をしてくれていました。
やっとこの歳になって、
「やってほしいことは、ちゃんと言葉で伝える」
ということができるようになりました。

どういう風に言っておけば、どんな行動をしてくれるかも、わかってきたこのごろ。
以前は、「ど〜して、察してくれないかなあ〜」
とイライラしていたけれど、
ちゃんと伝えればやってくれる。
それだけで、「ああ、ありがたや〜!」
と感謝できるようになりました。

作ってくれていたのは、
先日出かけたときに、道の駅で買っておいた「よしだうどん」を使った
ぶっかけうどん。

ちゃんとパッケージの裏を読んで、
茹でたキャベツやにんじん、油揚げなども加えて栄養のバランスよく出来上がっていました。
ついていた出汁を湯煎で温めて、
ぶっかけうどんにして食べます。
びっくりするぐらいコシのあるうどんでおいしかったです。

そして、昨日「明日は、うどんと干物を焼けばいいよね」
と一緒にスーパーに行って買っておいたアジの干物を。

これに、自分で考えて、新玉ねぎとトマトのサラダをプラスしておいてくれました。
少し甘めのマリネ液につけこんで、おいしかったなあ〜。
「これ、めちゃくちゃおいしいやん!」
と褒めまくっておきました!笑

こんな経験をすると、
夫婦の間だけでなく、友人や仕事仲間とも
すれ違ったり、分かり合えないのは、言葉が足りないからなのかもなあと思いました。

「きっとわかってくれるだろう」
と思い込み、自分の考えや感じたことを言語化する手間を省いてしまうと、
思わぬところですれ違い、
その綻びが少しずつ大きくなってしまうのかもしれません。

なんとなく違和感を感じたり、もやもやしたり。
それを飲み込んだままになると
自分自身は何かを「がまんした」という経験が蓄積されるけれど、
相手は、ちっともそんなことは感じていなかったりします。

その差が少しずつ膨らんで、修復できないところまできたら爆発!
なんてことも……。

面倒くさくても、ちょっと相手にとっては痛いことでも、
ちゃんと言葉で伝えることは、
自分が心地よくいるためにも、とても大切なことなのだなあと思います。

おいしくご飯をいただいた夜、そんなことを考えました。

 

 

みなさま、今日もいい1日を。


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