気持ちを「ここ」に。

昨夜雨が降ったからか、
朝、外に出ると空気がひんやり。
気持ちのいいウォーキングタイムでした。
露草が咲いていますよね〜。
小学生の頃、この花をすりつぶして、汁で絵を描いたなあ。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

絶賛「おへそ」の原稿執筆中のわたくし。
家でず〜っと書いているので、
食べることだけがたのしみになります。

先日、スープとブリオッシュという、大好きな組み合わせで贈り物をいただきました。
午前中に原稿を書きながら、
「昼には、アレを食べよう!」とウキウキ。

キャロットスープは濃厚で、キューブ型のブリオッシュはほんのり甘くて、最高のおいしさでした!
福岡の「ぶどうの樹」というレストランのものでした。

ずっと家にいるので、夕飯のしこみも時間差でゆっくりできのがいいところ。
昨日は、まず4時ぐらいに豆腐の水切りを開始。
栗原はるみさんのレシピで「豆腐とトマトのカプレーゼ」というのを作ってみたかったので。

5時半頃に、キャベツを刻んで塩をしておきました。
昨日は餃子にする予定でした。

原稿を書いて、ひと段落したらキッチンに立って、ちょっと作業をして
また書斎に戻る。
この行き来が、意外に気分転換になって、
ず〜っと書き続けているよりも、能率がアップする気がします。

頭を使って書いたのちに、
キャベツを切ったり、豆腐をキッチンペーパーで包んだり……と手を動かす、
という、体の違うパーツを使う、ということが、バランスいいのかもしれません。

こうして出来上がったのがこちら。


豆腐は水切りした後、滑らかになるまで混ぜ、オリーブオイルと塩を加えておきます。
そこへ、ミニトマトをのせて、上からもう一度オリーブオイルをたらり。

冷奴とはちょっと違う味わいの豆腐メニューとなりました。

餃子もパリッと焼けました。
我が家の餃子は、飯島奈美さんのレシピを簡略化したもの。
餡に、醤油やオイスターソースでしっかり味をつけます。

端っこが少し破れてしまったけれど、
鉄鍋で、やっと最近上手に焼けるようになってきました。
ここまでくるのに、何度も失敗したなあ〜。

コツは、煙が出るまでフライパンを熱々に熱することと、
油を多めにすることと、
お湯を入れること。
パチパチ行ってきたら、フライパンをこまめに揺すること、かな。

やらなくちゃいけないことを、分解して、
ちょっとずつ進めておく、って
気持ちにゆとりができていいものですね。

外出先から帰って、「それ〜っ!」とチャチャッと炒め物を作るのも、
勢いがあって面白いけれど、
どうしても、気持ちが急いでいるし、
「ま、いいか」といろんなことをすっとばし、適当になってしまいます。

先に水切りしておいた豆腐は、手に持つとちゃんと「立つ」ほどになって、
潰すともっちり。
先に刻んで塩をしておいたキャベツは、絞ると水がたくさん出てしんなり。
餃子が水っぽくなりません。
(急いでいるときは、適当な塩揉みになってしまい、キャベツがまだ固くてバリバリのまま
無理やり餡に投入して、皮で包みにくい……なんてことに。笑)

その昔、「おへそ」の取材で、
「今やっていることに向き合う」というおへそを教えてもらったことがあります。
掃除をするときには「掃除をするぞ」と思ってやる。
お米をとぐときには「お米をとぐぞ」と思ってやる。
ってこと。
当たり前みたいだけれど、これがなかなか難しい。
つい、「今日仕事でこんなことあったんだよな」とか「明日の準備は」と
気持ちが「今」から離れてしまいます。

ひさしぶりに、豆腐とキャベツにちゃんと向き合った昨日……。
「気持ちを急かさない」ということの大切さを思い出しました。

さあ、今日は何を作ろうかな?

みなさま、今日もいい1日を。


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