自分が集中できる「場」をつくる

早朝、き〜んと冷えた空気は、まだそこまで寒くなく、
心がキリッと整う気がします。
みなさま、おはようございます。

ここ1週間ほど、ず〜っと自宅にこもって原稿を書いておりました。
12月に新しい「暮らしのおへそ」の別冊が出る予定です。
詳細はまだ内緒なのですが、どうぞお楽しみに〜!ふふ。

朝ウォーキングに行き、体操をして、書斎に籠もって原稿を書く。
普段なら締め切りに追われて「あ〜、もう〜」と思うのですが、
今回は、この時間がとびっきり幸せでした。

というのも、私は上の写真の扉を入ると
ぎゅっと集中できる、ということがわかったから。
そういう集中できる場を持っているということが、とても幸せだということがわかったから……。

実家に帰っていた時期にも
原稿を少しでも進めようと、パソコンや資料を持って帰っていました。
でも、ちっとも進まない……。
実家のダイニングテーブルで、父が起きてくる前の早朝
パソコンを広げるのですが、
「今日のお昼は何にしよう?」とか
「今ごろおか〜さんどうしてるかな?」とか
あっちこっちに思考が散り、目の前の原稿がまったく書けませんでした。

自宅に帰って、この小さな書斎にこもったとき、
ごく自然に、自分が「無」の状態になって、原稿に向き合えたというわけです。

誰でもが、無意識に「自宅」をコツコツと
自分がいちばん心地いい「場」になるように作り続けています。
書斎以外にも、それはリビングだったり、ダイニングだったり、キッチンだったり……。
自分のサイズにちょうどいいテーブルを選び、
心地いい光が入るように調整し、
気に入った座布団や椅子を合わせ、
大好きなお茶を常備し、
窓から外を眺める……。

多少妥協したり、「いちばん」じゃなくても、
そこには、毎日自分が過ごす「巣」のような場所があります。

自分が自分のためにつくった空間に居られることが、こんなにも幸せなんだなあと実感!

朝頭がクリアなうちに書斎に入り、
1日1本原稿を書きます。
無理をすると、頭から何もでてこなくなるので、
切羽詰まっていないとき以外2本以上書かないように、
逆算してスケジュールを決めます。

デスクは、書類をいっぱい広げるので
大きめのダイニングテーブル。
20年ぐらい前に下北沢の「ヒッカドゥワ」という家具屋さんで買いました。

椅子は、しばらくダイニングチェアを使っていたけれど、
腰が痛くなって、
高かったのですが、エイッと思い切ってアーロンチェアを買いました。
買って、本当によかった!
1日原稿を書いていても疲れません。

デスクの横に「無印良品」のラックを置いて、
ボックスファイルでプリント用の紙やプリンターのインクなどを収納。

プリンターはスキャンもできるcanonの複合機、XK80というシリーズです。
インクの減りが少ない、とヨドバシカメラの店員さんにすすめてもらいました。
その横には、毎朝机を掃除するウェットティッシュと、アロマディフィーザーを。

朝イチには白湯を、そのあとはコーヒーは炒り番茶を飲むカップは
「アラビア」の古いものです。

当たり前に使っている空間のディティールを
よ〜く見渡して、ひとつひとつを拾い上げてみると、
あの時に、この時に、自分のために選んだあれこれのことを
思い出します。

居心地のいい空間をつくるって、
自分の心の安定と、ご機嫌と、集中力をつくることなんだなあと思います。

みなさんは、どんな居場所をどんなものでつくられているのでしょうか?

 

さあ、今日は「大人になったら着たい服展」@伊勢丹新宿店の搬入です。
明日から!

19時からは、Daja の板倉直子さんとのインスタライブ も行います!
みなさま、よかったら見てくださいね〜。

今日もいい1日を!

 


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