10年後も、「桃を煮ました」って書いていてはつまんない!

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朝、カーテンを開けて日差しが差し込むと嬉しくなりますね。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

大、大、大好きな桃の季節がやってきました。
さっそく近所の産地直送の果物屋さんで、まだ固い桃を買ってきました。
これでコンポートを作ります。

氷砂糖と白ワインを鍋に入れて、カットした桃を加えて15分ほど煮ればできあがり!
ほのかな桃の香りが広がって、幸せなこと!

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さて。
先日ある方とお話ししていたら……。
「イチダさんは、10年後どうなっていたいんですか?」
と聞かれました。

きたきたきた!
私は、この質問が大キライなのです。
だって、10年後に自分がどうなってるかなんて、わからないもの。

正直に「この質問、苦手なんですよ〜」
とお伝えし
「私は10年後も、細々とでもいいから、書いていたいだけです〜」と
頭をポリポリ書きながら言いました。

すると……。
「じゃあ、10年後書いているためには、今何をしたらいいと思います?」とその方。

えっ〜、今?
と思わず考え込みました。
「書く」という仕事は、依頼をされてこそ成り立つので、
そこはアンダーコントロールな分野なのです。
自分を磨いて、お仕事をいただき続ける努力をするしかない……。
そうぼんやり思っていただけなので、
わざわざ「今何かをする」という発想がなかった!

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「暮らし系のことじゃない、まったく違う記事を書いてみたらおもしろいかもね」
とその方。

う〜ん……。
それってどんな記事だろう? 政治とか? 経済とか? アートとか? サブカルとか?
いや〜、それは無理無理!

そんな時、ふと思ったのでした。
10年後も書いていられるためには、
書いていることが面白くなくてはいけないんだ!って。
今から10年間、ず〜っと「桃煮ました」だけでは、面白くないんだなあって。

だったら、今全然知らないこと、関係ないと思っていることを
勉強してみなくちゃ!
と突然思い立ったのでした。

たぶん、私は10年後も暮らしまわりのことを書いていると思います。
でも、「生活」とはまったく違うこと。
政治とか、経済とか、アートとか、サブカルとか、医療とか、物理とか……。
そういうことを、学んで、知って、「へ〜っ」とそっちの世界で何かを発見してから
「暮らし」へと戻ってきたら、
10年後も、面白いことが書けるんじゃないか? と思いました。

この分野は自分には関係ない、とシャッターを閉めてしまうのではなく、
ちょっと、首を突っ込んでみようか……。
そうやって、「今できること」の糸口がちょっと見えてきたら、
とたんにワクワクしてきました!

お母さんが、ジャズの世界にのめり込んでもいいし、
事務職で働きながら、物理の本を読んでみてもいいし、
お店を営みながら、数式について学んだっていい。
今いる世界と、まったく関係ない世界のことを学んで、
自分の世界に戻ってきたら、見える世界は変わるのでしょうか?

 

みなさんは、学びたいこと、ありますか?

 

また1週間が始まりますね。
今日もいい1日を!

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